こんばんは
今日から出張先ではなく、ホームグラウンドでの勤務となりました。しかし、勤務体制は不定期なので、更新はできるときに行います。
皆様引き続き、応援をよろしくお願いいたします。
さて、最初の記事ですが、先日「現場からの医療改革推進協議会に参加」という記事で、仙台厚生病院の目黒先生の話を書きました。
そのメリットは診療科を得意なものに集約するものでした。差別化と集中というところでしょうか?
それを舞鶴でも行うようです。
4公的病院「分業」 舞鶴市の医療再編修正案
京都新聞 11月8日(火)22時59分配信
舞鶴市を中心とする京都府中丹地域医療再生計画の修正案が8日まとまり、同市内の4公的病院が機能分担し連携する「分業」方式で関係者が合意した。医師不足や診療科減が深刻化し、医療再編が課題となってから7年越しで関係機関の方向性が一致。府は年内に国へ修正案を提示し、交付金25億円の活用変更について認可を待つ。
修正案は舞鶴共済病院の循環器疾患医療、舞鶴医療センターの脳疾患医療、舞鶴赤十字病院のリハビリなど各病院の特定機能を強化し、医療の質向上を目指す。赤字が続く舞鶴市民病院は一般外来を廃止し、療養病院として移転新築する。
再編に伴い、4病院と府立舞鶴こども療育センターを合わせた市域の病床数を、現行1115床から197床削減するとした。
またこども療育センターを医療センター敷地へ移転し、市民病院内の府緊急時放射線検査施設は赤十字病院内に移す。中丹地域全体の医療底上げを図り、福知山、綾部両市民病院の整備も行う。
舞鶴市は連携調整を担う財団法人を来年度設置し、大学での寄付講座や新研修制度の実施で医師確保を目指す。また内科と小児科の休日診療所を新設し医師負担の軽減を図る。
これまでの計画は基幹病院をつくり、医師確保の受け皿とする内容だったが、2月に当選した多々見良三市長が見直しを求めていた。
修正案は舞鶴共済病院の循環器疾患医療、舞鶴医療センターの脳疾患医療、舞鶴赤十字病院のリハビリなど各病院の特定機能を強化し、医療の質向上を目指す。赤字が続く舞鶴市民病院は一般外来を廃止し、療養病院として移転新築する。
再編に伴い、4病院と府立舞鶴こども療育センターを合わせた市域の病床数を、現行1115床から197床削減するとした。
またこども療育センターを医療センター敷地へ移転し、市民病院内の府緊急時放射線検査施設は赤十字病院内に移す。中丹地域全体の医療底上げを図り、福知山、綾部両市民病院の整備も行う。
舞鶴市は連携調整を担う財団法人を来年度設置し、大学での寄付講座や新研修制度の実施で医師確保を目指す。また内科と小児科の休日診療所を新設し医師負担の軽減を図る。
これまでの計画は基幹病院をつくり、医師確保の受け皿とする内容だったが、2月に当選した多々見良三市長が見直しを求めていた。
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ということで、すごいなと思い多々見良三市長を調べてみた。
医師で市長というと、先日講演に来た「立谷秀清」相馬市長もそうですけど、しっかりとした考えの持ち主が多いですね。 そんなことを思いました。
http://blog.with2.net/link.php?602868 人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします それでは、また。舞鶴医療改革(ブログ)
私はリンパ腫で3つの病院を経験しました。
その経験から考えたのですが、
血液内科に関しては平均化してすべての地域にあるのではなく優秀な医師が継続できる組織で集約して行くべきと思いました。そうすれば医師不足の対策にもなりますし、患者としても信頼できない地方の市民病院より多少通うのが遠くても信頼できる病院と思います。また各市町村の市民病院赤字対策としては舞鶴の例の様に数個の市民病院がグループとなり、各病院は得意な科に特質化していくべきだと思います。
こんばんは、コメントありがとうございます
市民病院というか、公立病院は不採算の診療科も多く抱えてますし、赤字になりやすいと思います。書かれている通りですべての診療科を「地元の人」の希望もあって、持ちたがる傾向はあると思います。
僕なら「総合内科」という外来+病棟に、2,3の診療科を引っ付けて設立ですかねw
血液内科に関しては血液内科医自体が「希少品種」なのに、結構分散していますからね。集まったほうが良いだろうと僕も思います。
舞鶴の形はいい形ですよね。今後はそういうところが増えていくかもしれないですよね。
また、コメントいただければと存じます
おはようございます。コメントありがとうございます。
自滅さんのおっしゃる通りで、もしかしたら京都大学、京都府立大学からの派遣医師は来ないのかもしれません。それでも体制が改善していれば、人は集まるかもしれません。
また、対立しているから派遣しない…というのであれば、各大学は「人として」おかしいと思います。
市長のためではなくて、市民のために動くと信じています。
今回はやった後ですので、改善に期待しましょう!
また、コメントいただければと存じます
こんばんは、コメントありがとうございます
江別市民病院の件は僕もよく存じています。その頃ちょうど北海道にいたもので。
よく持ち直しましたよね。
「江別市立病院再建中:復活したなぁw
http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/55a29a0b280475f802c0eb9016e371b3」
舞鶴市民病院から福知山市民病院へ患者が行くことに関しては理解いたしました。舞鶴市民病院の外来が廃止されて、困った患者さんたちがいることも了解いたしました。
僕は医師の運用をどのように行うか、そして地域の住民が何を求めているのかがポイントだと思っています。
総合内科医を集めて初期診療を適切に行うこと、必要な処置をしたのちに高度な治療はほかの病院に依頼する…というスタンスならそれもよいと思います。
地域の住民の方々が何を求めているか。
僕はこの記事の内容を見て「専門医療」を求めている地域と考えました。専門医療、特に心筋梗塞や脳梗塞などの対応を重視するという考えであればこのPlanは悪くないと考えます。
地域医療の再建というのであれば、プランは変更した方が良いかもしれません。
また、コメントいただければと存じます
おはようございます。コメントありがとうございます。
今の舞鶴市長と後ろ盾の元市長さんが「政治的な思惑」で動いているのであれば、そこに市民の姿がないので駄目じゃないかな…と思います。
総合内科医がいればすべてOKというわけではなくて、そこに続く専門家集団が近くにいることが必要だと思いますが、分業システムにしても専門家集団がいればいいわけでもないと思っています。
舞鶴に関しては病院の制度に「市民」がどの程度関与しているのか(まぁ、銚子もそうですし、多くの場所はそうなんでしょうけど)、市民はどのようなシステムを希望しているのか。
そう思います。すべてを手に入れることはなかなか難しいと思いますが、何を捨てて何を得るのか。
それを市民側が示す必要があるのではないでしょうか?
また、コメントいただければと存じます
おはようございます。コメントありがとうございます
ドクターヘリの構想に関して、2010年の半年の記事でしたが舞鶴では一回も飛んでいないようですね
京丹後市____42回
綾部市_____18回
京都中部広域__15回
福知山市____14回
宮津与謝____6回
舞鶴市_____0回
あと与謝の海病院というのも調べましたが府立医大が医師派遣する記事は見つけました。300床近い病院なんですね。
舞鶴に関してWikiだと
「健康・医療 [編集]
舞鶴赤十字病院舞鶴市には国立病院機構舞鶴医療センター、市立舞鶴市民病院、舞鶴赤十字病院、舞鶴共済病院と大型総合病院が4つあり、他にも9つの大型病院が集積している(この大型総合4病院は再編に向けて市議会で協議中)。また、中小規模の病院を加えると約75もの病院が市内各地に点在している。市内に拠点をおく医師は211人。宮津市や与謝郡、福井県大飯郡からの通院者も多い。
さらに、京都府北部の医療拠点としての位置付けられていて、京都府立の子ども療育センターや盲・聾学校などが置かれている。」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%9E%E9%B6%B4%E5%B8%82
と書かれているのですが、いずれにせよ病院の運用の仕方をどうするのかが大事になりそうですよね。
市長の市の私物化に関しては、調べていないのでコメントは差し控えます。
また、コメントいただければと存じます