追加でもう一つ
先程気が付いたのですが、こんな記事が出ているのですね。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150220-00802599-sspa-soci&pos=5
インフルエンザや花粉症、風邪などで、体が辛い。そんな時、誰しも症状を和らげるべく、「薬」に頼るのが当たり前になっている昨今。だが、こうした風潮に警鐘を鳴らすのが、がん研究で有名な医師・近藤誠氏。
「昨今はなにかと薬に頼る風潮がありますが、実はどんな症状も、基本は薬に頼らず、自然治癒力で治すことが望ましいんです。そもそも発熱や咳などの兆候は、体がウイルスを排除すべく戦っているサイン。それを無理に薬で抑えてしまうと、治癒力は下がるし、悪いものが体に留まったままになる。だから、安易な薬の服用は控えたほうがいいんです」
40代ともなれば、体調が悪化しても簡単に医師などに行けないケースも多い。そこで、ついつい頭痛薬や鼻炎薬など、市販の薬に頼ってしまいがちなところだが?
「たとえば、市販の頭痛薬や解熱剤にはアスピリンなどが入っているケースが多いのですが、これらを服用すると、アナフィラキシーショックを起こして突然死する可能性だってあります。また、花粉症シーズンなどに利用しがちな鼻炎薬などの過剰服用も危険です。『スティーブン・ジョンソン症候群』と呼ばれる高熱や眼、唇、喉などを悪化させる病気や、アナフィラキシーショックを起こすケースも。鼻炎薬による死亡例も確認されています」
とはいえ、医師で処方してもらう薬ならば、必ずしも安心というわけではないと近藤氏は語る。
「たとえば、現在流行中のインフルエンザ。昨今、インフルエンザの治療には、解熱剤を使うことが多いのですが、実はこの解毒剤が体には非常に有害なんです。実際、解熱剤を使ったせいで子どもたちが急性脳症で死んだという事例も数多く報告されています。そもそも高い発熱は白血球が体内のウイルスを駆逐するために出るもの。それを人為的に熱を下げることで、白血球の働きが弱まってしまい、なかなか治らないんですね。だから成人でも、なるべく利用しないほうがいいんです」
とはいえ、体調が悪ければ症状を和らげるべく薬を飲みたくなるところ。ならば、薬の服用時、どんなことを心がけたらよいのだろうか。
「『薬は体にいい』と思ってしまいがちですが、薬には必ず副作用があるものです。大半の人には副作用が起こらずとも、一定の確率で深刻な被害を引き起こす可能性も。どんな薬も絶対に安心ではないので、自分で調べられる範囲で知識を身に付けて判断してほしいですね」
個人差はあれど、人によっては薬が害を及ぼすケースもある。体調が悪ければ安易に薬を飲む、という悪しき習慣は改めたいところだ。
【近藤 誠氏】
近藤誠がん研究所所長。慶應義塾大学医学部にて講師として勤務。現在はがんのセカンドオピニオン外来を主宰。著書に『医者に殺されない47の心得』など多数。近著は、『クスリに殺されない47の心得 カラダの力がよみがえる近藤流「断薬」のススメ』(アスコム)
取材・文/藤村はるな 撮影/森モーリー鷹博
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まず、基本的に近藤医師が話した内容は正しいといえば正しいと思います。僕も風邪をひいたときには基本は葛根湯で、解熱剤などはあまり使用せずに寝ています。理由は書いている通りで熱を下げることにより抵抗力は若干低下します。ですので、辛くなくて、いつも通りに動ける人はあまり薬は飲まないほうが良いと思います。
風邪薬であれば辛い症状に対して使用していきますので、辛い症状がなければ使わないほうが良い。それは全くの同感。
しかし、
1、辛い症状があってそれで大きく日常生活に支障が出ている場合
たとえば、熱が高くて食事もできない、若干脱水気味になってしまっている。こんな時に解熱剤を使用してご飯が食べられるようになるのであれば、僕は使ってみたほうが良いのではないかと思います。確かに38~39℃くらいの熱を抑えないほうが、理屈上は風邪の治りは早いと思います。しかし、風邪というのはいくつものウイルスが引き起こす「急性上気道炎」の総称のようなものであり、RCT(無作為化試験)はくみにくいでしょう。まぁ、母数は多いので細かいこと抜きにして風邪薬を飲むか飲まないかであれば、もしかするとアメリカ家庭医学会あたりを調べれば何か出ているかもしれません(最近調べてないなぁ)
常にケースバイケースです。
また、薬でアナフィラキシーを含めて重大な有害事象というのはかなり稀ですが生じます。僕も今まで1回しか報告がないのにある薬でTEN(重症薬疹の一つ)が生じて、その薬を中止せざるを得ないかたがいました。しかし、そんなにちょくちょく発生していたら薬になりませんし、賠償金とられて製薬会社さんは大変ですよ(笑
ですので、そういう可能性はあるというのは正しいですが、だから飲まないほうが良いというのは極論だと思います。
2、インフルエンザと解熱鎮痛剤
ここに書かれていることはライ症候群の事だと思います。これもまず、起きやすい解熱剤はわかっていますので、普通の医師は処方しません。それとは別にタミフルでの脳症なども言われていますが、これがインフルエンザ脳症と発生頻度が変わらないので、何とも言えないところです。
もし、この記載をするのであればアメリカのようにインフルエンザの予防接種は必ず行うことなどを前提にしていかないといけないように思います。
ですので、この記事を見ながら相変わらず、極端な方だなぁと思いました。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。