こんばんは
今日は朝から調子を崩しています。38℃くらいの発熱ですが、下痢が続いていてちょっとしんどい状態でした。まぁ、代わりがいないので頑張るしかなかったのですが・・・
そういうことで、少し記事を書いて風呂に入って、寝ます。
中学校の武道必修化、柔道事故の徹底検証急務
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120301-00000302-yomidr-soci
読売新聞(ヨミドクター) 3月1日(木)12時29分配信
医学的には、どのような危険があるのか。現場ではどう気をつけたらいいのか。(医療情報部・利根川昌紀)
中学校の武道の授業は原則、柔道、剣道、相撲のいずれかを選択し、男女とも授業を受けることになる。
これに先立ち、名古屋大の内田良(りょう)准教授(教育社会学)が中学、高校で起きたスポーツによる事故を調べたところ、柔道は死亡事故が114件(過去28年間)、障害事故が275件(同27年間)が起きていた。
中学校での柔道の死亡率は10万人当たり2・38人。サッカーや野球など他のスポーツ(0・5人未満)に比べて高い。死因は、投げ技で頭を強打するなどして「急性硬膜下血腫」を起こした例が多い。
急性硬膜下血腫は、脳と、それを守る硬膜をつなぐ血管「架橋静脈」が、外から加わる衝撃によって切れて起こる。出血してできた血腫(血の塊)は、脳を圧迫する。血腫を取り除く手術を行っても半数以上は死亡し、救命できても重い障害が残ることが少なくない。
頭を強打しなくても、頭が激しく揺さぶられて架橋静脈が切れる「加速損傷」が起きることがある。柔道のほか、ボクシングやラグビーなど激しい接触を伴うスポーツで見られる。
出血が少なければ自然に血が止まり、重い症状が表れないこともある。その場合でも、血管が完全に塞がる前に練習を続けて脳にさらに外圧が加わると、一気に出血し容体が急変する。
日本体育協会公認スポーツドクターの野地雅人医師(神奈川県立足柄上病院脳神経外科部長)は「頭を打つなどした場合は、頭痛や吐き気、めまい、物忘れ、興奮などの症状がないか確認し、しばらく休ませる。必ず指導者が様子を見て、少しでも異常があればすぐに脳神経外科を受診してほしい」と訴える。
こうした事故を防ぐ方法はないのだろうか。
全日本柔道連盟教育普及委員会の尾形敬史委員長(茨城大教授)は「まず、投げられた時に身を守る『受け身』をしっかり教えることが大切だ。その上で試合形式の練習をする場合は、技をかけられたら投げられまいと無理をせず、必ず受け身を取るよう指導すれば、事故は起きにくい」と話す。
しかし、柔道で子どもを亡くした保護者らで作る「全国柔道事故被害者の会」の小林泰彦会長は「部活動とは異なり、授業では柔道経験が少ない体育教師が教えるケースが多くなる。しっかりした事故防止策が取られなければ、必ず事故は起こる」と懸念する。
文部科学省は現在、柔道による事故防止の議論を進めており、3月中に対策をまとめる方針だ。しかし、4月の必修化を目前に、対応があまりに遅すぎないか。
野地医師は「高い位置から後頭部が急激に後ろに落ちる『大外刈り』は、脳血管の加速損傷を起こしやすい。この技を授業の最初の段階で教えるのは禁止した方がいい」と主張する。
文科省は、過去の事故例を徹底的に検証し、具体的な事故防止策を早急にとりまとめるべきだ。
【医療機関への受診が必要になる例 】
・うとうとした状態が続き、呼びかけなどにぼんやりとしか応じない
・吐き気や嘔吐を繰り返す
・体の動きが鈍くなっている
・話す内容のつじつまが合わない。言葉をはっきり話せない
・けいれんを起こす
・鼻や耳から液体(髄液)が出ている
(野地雅人医師による)
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書かれていることももっともだと思いますし、受け身などから徹底して練習させて行くしかないのでしょうけど・・・。
個人的にはどれほど対策を練っていても、事故は必ず起こると思います。その数が多くなる可能性があるわけですが・・・現実的に事故が起きたらこの件に関しては文科省が叩かれるのは見えていますので、国民が納得できるだけの対策を練ってから話を進めたほうが良いと思います。
これはこれから「必修化」の影響を受ける中学生の事や、けがをする子供たちのことも考えていますし、文科省のことも考えています。
本当に武道の必修化が必要だと思うなら、対策をきちんと練ってから始めないと、事故が起きたら袋叩きにあい、二度と実施できなくなるかもしれません。
ということで、体調が悪いのと風呂が沸いたようなので、この辺で失礼いたします。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。