未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




弾丸を追跡できる超高速カメラ――人間の視覚系を模倣
http://wiredvision.jp/news/200706/2007061323.html

映画『マトリックス』では、登場人物が向かってくる弾丸をスローモーションで見ることができた。今では、米軍も同じことができる。
米空軍の請負会社、米Nova Sensors社(カリフォルニア州ソルバング)は、発射された高速の弾丸を追跡できる初の高速度カメラを開発した。この技術を応用すれば、高速で飛んでくる弾丸を迎え撃つ「アクティブ装甲具」や、強化繊維『Kevlar』製のエアバッグを急速に膨らませて弾丸をはね返す護身装置などが実現するかもしれない。

さすが、ワイアードニュースだ。

SFとしか思えぬような内容が、ニュースとして報道されている。

ここの所、私を苦しめていた大きな問題があった。

「面白い記事がない。」

だが、ちょっと前に『ギズモード』を発見し、『ワイアードニュース』が復活し、『GIGAZINE』を見つけてからというもの、新たな問題に苛まされることになった。

「面白いオチが思いつかない。」

・・・もう、こうなると、誰のせいにも出来ないな。

悩んだ時には、やらずに後悔するよりも、やって後悔する方が良い。という諺(?)もある。

死に際に、「あの時に、こうしていれば良かった」と、後悔しないように、たとえ100%満足できる結果でなかったとしても、何らかの活動をして行きたい。と、思う、今日この頃である。


「これかね?」
「ええ、そうです。システム本体は、このバッグパックに格納されています。外見は市販品に似せてありますので、気付かれることは、まず、ないでしょう。」
「ちょっと、装着して見ても良いかね?」
「ええ、どうぞ。ショルダー部分にカメラが埋め込んであります。距離を正確に計測するために、ストラップは、必ず両肩に通して下さい。」
「思ったよりも、軽いね。」
「最後にこのアームバンドを、必ず、皮膚に直接当たるように取り付けて下さい。これで完了です。」
「で?仕組みはどうなっているのかね?」
「カメラが捕らえた映像から、弾道と刀の軌跡を予測し、補正値を算出します。それを神経パルスに変換して、アームバンドから腕の筋肉に送り込むことにより、腕全体、最終的に刀の軌跡を制御します。弾丸の発射に合わせて、タイミング良く刀を振り下ろして頂ければ、正確に刀で弾丸を捉えることができます。」
「これで遂に『斬鉄剣』を、実践で使用することが出来るのか。。。後ろから襲われた場合は、どうするのかね?」
「このサイズの出力では、筋肉の動きを補正することしか出来ません。後ろから撃たれた場合には、迎撃不可能ですので、バックパック内部は、ケブラー製の防弾パネルで覆われています。」
「早速、試してみたいのだがね。テストは十分に行っているんだろうね?」
「はい。システムの安全性は、100%保障致します。」
「では、撃ってくれたまえ。」

 ・・・

「・・・ど、どうなっているのかね。」
「流石に、発射されてから刀を振り下ろし始めたのでは、補正できません。タイミングを見計らって。と、お願いしたはずですが?」
「システムの安全性は100%だと、言っていなかったかね?」
「ええ。最初は防ぎ切れなかった弾丸にて、システムが損傷を受けることがあったのですが、背中に当たる部分にも防弾パネルを装着することにより、前方からの弾丸に対しても、システムを保護することが出来るように改良されています。」
「システム?人体は保護されないのかね?」
「それでは、ロボコップみたいになってしまいますよ。あくまでも、生身に見えるように。と言うのが必須要件だったはずです。」
「『また、つまらぬ物を切ってしまった。』と、言うのが、私の生涯の夢だったのだがね。それだけが心残りだよ。」
「何か、切れそうなものを、持って来ましょうか?会長?・・・」

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