笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

全員そろう

2009-11-04 22:42:19 | Weblog
 きょう体育館に行くと、全員の靴が並んでいた。ようやく全員がそろっての練習である。
 きょうの練習では、前回と違ったメニューで行った。モーションバランストレーニングでは、例えば「宇宙遊泳」というのを行った。3人一組で両端の人が真ん中の人の腕を支えて持ち上げながら進むというものである。それから、いもむしや人つなぎ片足跳びなど、ボールを使わないで、人とのふれあいやぬくもりを感じながら、楽しく汗をかいた。
 最近は、前半と後半の節目にこういうトレーニングを行うことが多い。そういう点では気持ちの切り替えの意味合いもあるかもしれない。
 後半は、3対3(人数によって4対4)を行った。必ずチームに3年生を入れさせている。ある組は、3年生がセッター役で残りの2人はレシーバーの形であった。最初は3年生の子はレシーブされたボールをアンダーで上げていた。オーバーに自信がないのだと思う。そこで、うまく上がらなくてもいいからオーバーで上げてごらんと指示した。すると、何とかオーバーで上げたのを6年生がつないでいた。そうやって、オーバーで上げる意識を今のうちから身につけてほしいと思う。

 練習の最後は、前回同様、複合練習を行った。特にブロックの子たちには、ブロックの入り方や手の出し方などをビデオカメラで写した姿を見せた。まだまだブロックの基本練習が必要だと思った。ブロックに限らず、セッターのトスアップやアタッカーの助走など、基本的な動きが身についていないために不安定なプレーが多いことを改めて感じる。ほんのちょっとの身体の動きなのだと思うが、それをどうしたらいいのか、自然に身につけさせるのはどうしたらいいのか、ただメニューをこなすのではなく、子供と一緒に考えながら、いい方向を見いだしていきたい。日々努力。
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ポジションチェンジ

2009-11-04 00:05:50 | Weblog
 子供たちが、先日の少年団交歓大会の反省を書いて提出してきた。わざわざ私が言わなくても自主的に反省するようになってきたことは少しは成長していると言えると思う。
 その中で、セッターの子の反省がとても興味深かった。内容は、1本ミスると次は上手に上げなきゃとか変なことを考えたこと。一つのミスでその後はうまくトスが上げられず、自分で焦ったり、切り替えられなかったこと。一人で困ってみんなに声をかけられなかったこと。そんな思いを引きずっていたが、次の試合でバックをやったことがよかったこと。久しぶりのバックで緊張したが、楽しい緊張だったので気持ちが楽になったこと。

 私自身、この子の気持ちを考えると切り替えが必要だと感じたので、セッターばかりではなくバックなどをさせてみたかった。その子は、その後セッターに戻して試合に臨ませた。すると、多少はミスもあったが全体的にはうまく気持ちを切り替えてプレーをしていた。
 
 子供たちには、それぞれのポジションでプレーの精度を高めていってほしいと思っているが、ずっと同じポジションばかりでは、逆にモチベーションや新鮮さなどが薄れてしまうのかもしれないなと感じるときがある。そういうときは思い切って、ポジションをチェンジすることで新たな発見やおもしろさを私も子供たちも感じることができるかもしれないと思う。
 固定概念にとらわれず、いろいろな可能性、破壊と創造を繰り返しながら、バレーボールを追求していきたいと思う。日々努力。
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