バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

テスト中は黙るように

2010-11-19 08:31:44 | バネ
 毎日毎日、小学生は一喜一憂。モギテストすると、「早く結果しりてー」って騒ぐ。よっぽど手応えあったんだね。しかし全員惨敗。もう仕上げだし、もう少し何とかなるんじゃないかと思っていただけにこっちだって愕然だけど、このテスト返したらみんな口あんぐりだろうな。
 というわけですぐには返さず、翌日さりげに配る。お前何点だなどとガヤガヤして「俺がサイカイー!」などと超オープンに動揺をごまかす奴ら。
 なぜ得点できなかったのか。どこが敗因なのか。本人が考え、更に皆で議論し、ホワイトボードに注意点を書き出した。

 1.計算ミスをなくす
 2.ケアレスミスをなくす
 3.配分に気をつける(時間,エネルギー)
 
 1と2は同じことだけど、計算問題は全問正解してもらいたいから項目たてて1番上に書く。設問よく読んでいなかったとか、応用問題中の計算間違えた、単位ミスしたという子ども達の意見をまとめて2番。子ども達に自覚はないけど実は3の配分が重要。満点目指すことはない。難問は捨てよう。確実にできる問題を丁寧に問いて70点目指そう。「ということは14個できればいいんだー。」そう、6個は捨ててもいいよ。
 じゃこれからテストしようかということで50分問題に挑戦。
 解答用紙配りラブオールプレイ。この時点でテンション上がりまくりのルイ、テツ、ケンシは黙ることできない。「あーこれ簡単」とか「今日結構できるんじゃねー」などと口々に感想言っちゃってるけど2問目に入る頃にはテストの世界へ入り落ち着いた。「あれ、これどーすんだっけ?あの、すみませーん。(手挙げてる)あそっか、これテストだから質問しちゃいけないんだ。」などと世界に入りすぎたテツはその後もしばらく大きい声で独り言繰り返す。本番でもやっちゃうんじゃないの。
 さて結果は。前回より随分上がった。すぐにテスト返却。
 これでまた調子にのっちゃうな。ほら教室の一番奥の子、俺ってすげーって顔しちゃってるし。