バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

今日は漢字検定

2024-11-08 16:44:19 | バネ
今日は秋の漢字検定の日。
11月最終日程に設定したのは、皆学習時間が足りないと感じたから。

バネでは検定2ヶ月前から対策学習を始める。
受験級が決まったら、まず1回過去問で今の得点力をチェックする。
その際、すでに余裕の人には、一つ上の級に挑戦する、もしくはダブル受験を勧める。
今回も一つ上の級にチャレンジする人が一人いた。

模擬テストはこの後数回やる。
最初は2ヶ月前
十分学習した頃を見計らって2回目は1ヶ月前。
その後は間隔を詰めて2週間、1週間、3日おき、連日と異なる過去問で得点力をチェックする。

大抵最初は合格ラインに達していなくとも、徐々に点数上がり、最終的には160点程度とれるようになることが多い。
200点満点140点以上で合格で、初回80点台でも合格することもある。
しかし60点台の場合は、2ヶ月の学習では合格可能性低く、次の機会を進めることにしている。
さて、今回はいかに。

以前協会から、「いつも合格率高いけれどどのような学習していますか?」の問い合わせがあった。
子供たちには、それくらいバネではほとんど合格すると伝えている。

なのに、なのに。

今回は、厳しい。
点数がなかなか上がらない。

過去問で実力チェックする。
不正解をやり直し、満点取れるように練習した上で後日再度同じ問題を解く。
そしてしばらくは弱点を中心にテキストで学習したうえで、次の過去問にチャレンジし、得点力をチェックする。

この流れでいけばいいのに。

先日過去問チェックで128点。
「もう1回お願いします」
しばらく復習して同じ問題出すよと言ったら、
「違う問題で!」

それじゃ練習しないで、試合ばっかりやりたがるのと同じでしょ。
試合だけやってうまくなる場合もあるけど、普通はしっかりトレーニングしたら弱点はノック練習したり、フットワークみっちりやるでしょう、と言うと。

「わたし、練習してますよ。ノック一杯やりますよ」
って、例え話の意味通じていない。
実体験を通じてわかりやすく説明するために部活ネタにもちこんだのに、逆に通じにくかったのか。
小学生はこういうことが多い。例え話にむきになるから例えのチョイスは気をつけなければいけない。
しかしこれは中学生。
自分はいかにフットワークや基礎練習みっちりやっているかを執拗に語り、らちあかないのでそのままスルーしていると、さっきの間違えた問題繰り返し解いていた。

さて、このようなお子様も含め、本日の漢字検定の結果やいかに。



父と娘のヨーロッパ貧乏スケッチ旅行 4 日本出発

2024-11-08 11:17:08 | 父と娘のヨーロッパ貧乏スケッチ旅行
4.1985年9月14日(土)
麻美のは12キロ、おれが13キロのリュックを背に、玄関先で写真を撮り午前九時に下宿を発つ。(成田発PM一時半で2時間前に空港に入るため)




成田の空港では、空港拡張反対派の動きを制するために検査が重なってずいぶん時間がとられた。
麻美の肩がけバックは金属類が多く入っていたので検査にひっかかった。

麻美は手際よく小早に動き廻る。おれには荷物の番がせいぜいだった。
飛行機は韓国機で定時の13時30分に発った。
ジェット機内が珍しいのできょろついていて麻美に注意を受ける。
夏休みが終わっているので学生の姿はなく、社用族、それに科学万博帰りの韓国の人の姿が目に付く。

ソウルで3時間停まる。

ソウルを発つと日もとっぷり落ちサウジアラビヤのバーレンに向かう。気流が荒れ、夜中揺れて眠れなかった。
バーレンでは一時停泊で、麻美は二度来られるところでないからと言って、飾り品を買い込んだ。


今も拙宅リビングアクセントとなっている、バーレンの飾り物


バーレンの後はダッカに降りる。ここは警戒が厳しく機内で一時間缶詰にされた。酒・たばこが禁じられた。
(英語やらいくつかの言語の機内アナウンスの後、最後に日本語で「お酒飲まさせませ~ん、たばこ吸わさせませ~ん」と流れた。)

スイスのチューリッヒには翌15日の朝8時に着く。(日本時間15日午後3時)
成田を発って27時間。
機内での食事は飛行場を発つたびに出るので5回などと寝てる間がなかった。麻美は機内で酔って、酔い止め薬を服用して良くなった。
出る食事にはほとんど手つかずで、心配でもあった。

席はやや後方よりの中央4列の中。一番右席にヨーロッパの日本人学校にいて夏休みで日本からの帰りだという高校2年の女の子。その隣がおれ。となりに麻美。一番左は外交でヨーロッパに行かれるという40代の男性。

ソウル空港を発つとき買い込んだマイルドセブン(税抜き200本1200円)を席で吸ったが、途中禁煙を注意されてからは後ろへ立って吸った。

夜通しの飛行で外の風景は眺められなかったが、チューリッピに着くときには日の出の時刻。
上空からの眺めは見事であった。アルプスの山肌に浴びる太陽の光に映え、なんとも素晴らしい現象。

空港を出るときのチェックは簡単だった。
パスポートを見せると60歳くらいの老係官に「ゴクロウサン」と笑顔で言われちょっと面食らう。
一方心和む思いをする。