バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

父と娘のヨーロッパ貧乏スケッチ旅行 7 ジュネーブで1泊する

2024-11-21 15:03:56 | 父と娘のヨーロッパ貧乏スケッチ旅行
7.1985年 9月17日(火)晴れ
 睡眠不足で頭がボーッとしていた。
麻美の具合は大分収まったが、食事は口を通らない。
麻美にしてみると今度の旅のメインであるアルプス行きを懸念する。
昨夜の不吉な夢の話をすると断念した方が良いということで、惜しくもアルプス登頂をとりやめ下山する。

よく晴れ渡った空に山が立ち並んでそれを見る麻美であった。
途中までは昨日の路線を戻りさらに西に向かって、ベルン経由でジュネーブに着く。
麻美は汽車の中でキャラメルと果物(キウイ)を食べたら急に元気を回復し、本当に良かったと思う。
もしここで病んだものならどうしようものか。








惜しい気持ちで見つめるユングフラウヨッホ


ベルンからジュネーブ行きの列車の中のじいさん


ベルンからジュネーブ行きの一等列車内

ジュネーブの街は国際会議を持つ都市だけのことはあって活気に満ちている、日本のツアーも目立ち始め、日本人向けの店もあり、日本語の広告が目に入った。
時計店がやたらに目についた。
電気製品のほとんどが日本製品であるのには驚く。
乾物屋で日本の品のみを扱う店もあった。
駅のインフォメーションで見つけた宿は歩いて15分のところで、ロマン湖から出るローヌ川河岸通りに面したところだった。


ジュネーブホテル外観


ジュネーブホテル部屋のドア

乗り合わせたロマン湖畔遊覧船は湖畔の一部を遊覧するもので一時間ほどであった。
南湖岸には岡先生(岡鹿之助氏は父の師匠)の描いた建物が森の中に静かに佇んでいた。


ホテル部屋の窓から 湖面に浮かぶのはレストラン

ジュネーブホテル部屋の窓から


遊覧船

遊覧船 気持ちよかった

【追記】
ジュネーブに着き、湖畔の屋台でオレンジを買い食べた私は、果汁が体全体に染み入り急速に元気に取り戻すことができた。その後遊覧船に乗り、湖面の輝きと陽を浴びた時は、本当に気持ちよかった。



献立セットに右往左往

2024-11-21 10:07:23 | ライフスタイル
ネット広告で流れてきた、2人分5日間献立お試しセットに申し込んだ。
食材到着2日前メールが。
画像付きで。
冷蔵庫のこのスペース空けておくようにと。

なに? そんなに空けるのか!
というわけで賞味期限切れていたり、まだ食べれそう等と食べないだろうけど作り置きしておいたものを月曜の朝潔く廃棄し、冷蔵庫3段すっからかんにして宅配到着を待機。

すると、なんてことはない。
それらは野菜庫1/4とチルドルーム半分程度で収まったではないか。
これで5日分の食材? が第一印象。足りるのだろうか。
大急ぎで冷蔵庫収納してから、添付説明よく読むと、今回届いた食材に到着日書いてシール貼るようにと。
あわてて再度全部出して、シール貼る。
これにより、すでに冷蔵庫にあった食材と間違うことがない、なんてかゆいところに手が届くしかけができていた。

メインと副食の計3品が30分でできるという。
調味料は自前ということで、レシピ読むと「ケチャップ」
え? ケチャップー!
ケチャップなんて日頃使わない。だから1本買えば1年はなくならない。多分、今ない。あわてて夫にケチャップのみ購入を頼む。

バネ終了後の20:30から作り始める。
初めて作るメニューばかりで、レシピ読みながら、冷蔵庫行ったり来たりしながら悪戦苦闘。
ニラ1/4、三つ葉1/3だの、パプリカ1/4だのと使用量が指定されている。取り出した食材の必要量を準備し残りをパッキングし直し冷蔵庫に戻すのに手間がかかる。

これって、いつもなら1袋買えば一度に使っちゃうよね。取り置きすると次使わなかったりするから、全部一度にざっと洗って、ザクザク切ってた。
ということで、今までどんだけうちでは食材使い過ぎていたのか、食べ過ぎていたのかということを知るのである。

なかには聞いたことない食材があった。
「カブッコリー」
見た目はカボチャだから多分ブロッコリーとカボチャのミックスなんでしょう。生食できるらしい。
うちのブランは純粋なるミックス犬。母はミックス、父不明。で、山羊にもキツネも似ているからブランはさしずめドッグ、山羊、フォックスのミックスで「ドヤックスか!?」なんて肩揺らしながらカボッコリーを切る。

夫が「どうせ俺は半端な仕事だけなんだろ」と言いながら手作りエプロンつけてコンロの前に立つので、焼き物担当してもらう。
こちらはレシピ通りに時間きっちり計り、フライパンの前でじっと待っている。

その間次のメニューへ順番通りに進める。
調味料はケチャップに酢に、砂糖、マヨネーズ等等。
そして次のメニュー。また酢。そして次。またケチャップ。
ケチャップと酢の登場回数多くね?って感じで25分で完成!

盛り付けると、オーって感じ。普段食べないメニュー。こういう味付け家で出せるんだと驚き。全国のこだわり食材お取り寄せと書いてあるからなのか、心なしか食材の味がいい。
来週から3日分にして注文する? と夫と話し合う。

2日目は事前に野菜をカットしタッパーに用意し、20:35からスタート。この日は事前準備もあったことから一人でやっても20分。しかも、冷蔵庫で以前からあった食材活用せねばと、オリジナル追加レシピ2品つけた。

バネの小学生が暗算タイムレースで高得点はじき出し、椅子に立ち上がり「ドンダケー」って風邪引いてハスキーな声張り上げ指振っていた。そう、あの姿を今再現したい。20分で完成、ドンダケーって。
一人分をプレートに載せ食卓に置くと、夫が「スゲー、定食屋みたい」って。

3日目。今日のメインはエビか。
エビ、夫食べられない。何かわかりになる食材をと思い久しぶりにスーパーに行く。
エビの代わりになるものの他、度々登場する調味料で切れそうな酢、なくなりそうなオリーブオイルとマヨネーズ買うために行ったのに、ついでにブランのおやつ、おいしそうなコーヒー等等ついつい買ってしまい、何じゃこの金額!ってびっくりするほどで決済。

さて3日目の調理は、やはりまたケチャップと酢か。なんだかこの味付けうんざり。たまにはあっさり生野菜にポン酢、冷や奴におかかにポン酢なんてメニューがいい、と思い始めた。が、レシピ通り作る。
こんなんで足りるの?と思った料理が、3日目は食べ残してしまった。
味付けに飽きたというのもあるし、意外にも量が多い。
しかも、指示の細かすぎるレシピにうんざりしながら、使ったことのない計量スプーン使ってみたりして作ったせいか、二人でやったのに30分きっちりかかった。
さらに、さらには、いつもなら作りながら調理器具等洗ってしまうからできあがり時にはキッチンがすっきりしているのに、そんな余裕なく作るから食後のシンクが大変なことになっている。油モノの使用量多いから、汚れ物も半端なく、片付けにうんざり。

こういうの、だめた。
まずなんでもレースになってしまう自分に向かない。
30分でできるという文言がいけない。
30分でできないと駄目だし、だったらそれより早く作ってやる!ってタイムレースになってしまうのがいけない。
そして、できあがりまでの工程が頭に入っていないので、同時進行3品くらできることだって一々レシピ読みながら一つずつ進めるから効率的でない。
普段だって15分程度あればとんかつ、付け合わせ、副食2品、味噌汁くらいできるじゃないですか。

あー、疲れた。残り二日はテキトーにやろう。
そういえば、レシピ用紙の端にセンチメモリが印字されていた。なにこれ?って思ったけど、どうやら野菜カット長さのメモリに使うらしい。
日頃調味料計量したり時間計ることもなくカンでやっているものにとっては全く不要です。
ということは、この商品は料理初心者向けだったのかな。
夫が「若い人の味付けだな」と。
これにて定期購入しないことが決定です。