今回の時間に追われる旅だったが素晴らしい物をたくさん見ることが出来た。
まず阿寒湖の鶴雅。ここは施設が素晴らしい!!客が温泉で楽しめるような施設がたくさんある。本館と別館を繋ぐ廊下でさえ楽しんで歩けるように造られている。
玄関にもロビーにも自由に動けるスタッフがいて対応できるようになっている。
夕食も種類が豊富で素晴らしいが味が全て普通。特に美味しいというものが無くて残念・・・。
次の帯広のお店が本当に素晴らしかった。帯広には六花亭本店があるので買い物だけにたちよったが対応が完璧だった。
六花亭にはイートインスペースがありコーヒーも無料だ。
六花亭のお菓子は日本中で買えるがここでしか食べることができない賞味期限3時間! というお菓子がある。しかも160円という格安!!
全国区の人気店と言うことで観光客でいっぱいだった。
しかし大勢のスタッフで待ち時間は少ない。お土産にと何千円、一万円以上というお客もいる。入店してすぐ160円のサクサクパイを購入した。たった160円。つまりおいしくないショボい客だ。
しかし対応は丁寧だった。
無意識かもしれないがサービス業の人たちは大抵客を区別している。
金になる大切な客・金にならない普通の客・めんどくさい客など、無意識に区別してしまう。
というか無意識だけにタチが悪い。
接客の訓練をしても金にならない客に対して与える負の意識はなかなか消せない。
六花亭のスタッフには皆それが全く無かった。
訓練だけでは無い精神性の高さを感じる。
イートインのコーヒーも無料なのに、ポットで煮詰まらないように工夫されている。
無くなってからではなく残りが少なくなるとポットごと交換している。
客が少なくなると手の空いたスタッフは掃除をする。イートインの為だろう。店内に打ち水をしている。
働くという意識が札幌のプールの受付とはまるで違う。
経営を考える時、人件費の削減が最も簡単で最も即効性がある。
しかしそれは最も簡単に品質低下の原因となり、しかも即効性がある。
またちゃんと仕事しよう。