LUNACY

cygnus' blog

『アバウト・ラブ/関於愛(クワァンユーアイ)』

2005-10-10 09:00:05 | 映画
@東京都写真美術館(恵比寿)
本日二本目の映画鑑賞(笑)。

東京・台北・上海の三都の若者恋愛描像もの。『三都物語2005』って名付けて良い(爆)。
フライヤーに曰く「コトバの通じない2人が織り成す、3つの出逢い。」
オフィシャルサイトは、ココ。

『ぴあ』の観客採点評価が低くてですねぇ(笑)。実は、期待していなかったんですよ(笑)。
ただ、予告編見ていて、「都市とその情景」が描かれているってのがわかってたから、それを観に行ったつもりだったの。
それに、陳柏霖(チェン=ボーリン)くんが見たかったの。デビュー作の『藍色夏恋』って台湾(+フランス)映画見てから気になるコ(笑)だったから、彼を見られればいいやと。
と・こ・ろ・が、.゜*。+イィ(・∀・)!!+。*゜.
というか、ボク、この映画好きです(爆)!!

東京、台北、上海で、それぞれ、テーマが「イ尓好(←漢字出てこない[ニイハオ])」「謝謝」「再見」となっていて、日本人と中国人(台湾人)との恋愛三題オムニバス形式です。だから、メインキャストは2x3=6人だけ。
また、手紙や電話でしか登場しないけれど、以前からの恋人と別れる場面で、そのもと恋人は「スペイン」にかかわっているというのも共通項。

東京は完全にロケ撮影のみだと思った。
台北はヒロインの部屋の中がスタジオかも。
あと、上海も、主役の塚本高史が下宿するところは映画村みたいなロケセットの中かも。

で、東京のトコロは下山天監督。台北や上海は、台湾人かな?・中国人かな? が担当。
下山監督作品を観たのは『イノセントワールド』(桜井亜美の小説の映画化)以来かな。
でも、今回も、あの監督の好きな画の構図がよくわかります(笑)。
東京編は、ほとんど渋谷のロケ。というか、渋谷だらけ(笑)。

で、個人的な興味もあってさ。陳(チェン)くんが一番良かったw。
いやぁ、『藍色夏恋』の頃は少年っぽさがあったけれど、今や、完全なイケメン(笑)。
演技もソコソコやってのけるけれど、表情が良いのよ(笑)!!

台北編も加瀬亮。オイラと同い年。いい演技しているよ。
あ、三都とも、ヒロインがもそれぞれの土地柄というか、それぞれの国民性みたいなものを、良い雰囲気で醸し出していてナカナカ。
上海編では、最後のコトバのトリックにやられたって感じ。

「コトバが通じない」「片言しかしゃべれない」が前提にストーリーが作られているんで、日本人のしゃべる中国語が下手だとか、中国人のしゃべる日本語が下手だとか言ってはいけません(笑)!!
フライヤーのコピーにも「コトバより大切なもの」、「<コトバを超える>ロードショー」ですから(笑)。

映像はどこもキレイです。
最近の日本映画では標準的な感じ。

にしても、いろんな言葉や文章で、お互い「好きです」って伝えている・伝えようとしているのに、「我愛イ尓」がなかったな(笑)。

ストーリー・背景作り込み:☆☆☆★
人物作り込み:☆☆☆
音楽・美術・衣装:☆☆☆★
印象に残ったか:☆☆☆☆ (←陳くん贔屓だから(笑))
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