LUNACY

cygnus' blog

芸術祭十月大歌舞伎『廓三番叟』『加賀見山旧錦絵』

2005-10-16 19:30:34 | 歌舞伎・古典芸能
@歌舞伎座


※『廓三番叟』: くるわさんばそう
 『加賀見山旧錦絵』: かがみやまこきょうのにしきえ

人生三十過ぎて初めての歌舞伎観劇(恥爆)。
でも、地方出身者なんだから、コレはしょうがないよね。

とにかく思ったのが「美しい」ということ。
衣装も舞台背景美術も役者の所作も。
日本人の昔の美意識ってスゴイ。
それから、プログラム(筋書き)買ったせいもあるけれど、イヤホン解説なしでちゃんとストーリーフォローできました(ホッ)。
それに、だいぶわかりやすいセリフだね。
ま、そんなに敷居が高くなくて安心したってこと。
ただ、ミュージカル一般より観客のマナーちょっと悪めで少々おどろき。

『廓三番叟』は短い主に舞踊+謡いの舞台。
吉原が舞台だけに華やかさがありました。

で、メイン(笑)の『加賀見山~』。
 ※加賀見と鏡が掛詞になってます。
俗に"女忠臣蔵"とも呼ばれるこのお芝居。
女形(おやま)三人がメインで物語が進みます。
今回、不遇の死を遂げる「中老尾上」のが玉三郎で、いびり役「岩藤」が菊五郎。仇討ち「お初」が菊之助。
 ※コレは近年のスター陣を考えると、
  かなり良いキャスティングと直感が働き
  頑張ってチケット取得したのよ(笑)。
菊之助を前々から注目していたってのもある。三人三之助で評価しているのコイツだけだし(笑)。
でも、実際、舞台観ていたら、玉三郎の演技に引き込まれた(笑)。
菊五郎サマも、上手く笑いをとってくれるし。ヒールも良いね(笑)。
菊五郎、菊之助の親子とも屋号が「音羽屋」だからさ(当たり前だ(爆))。
掛け声が、「音羽屋」の連発(笑)。あ、最後は、菊五郎に対して「七代目!」があったな。
でも、あの掛け声って、もしかして、サクラ? って感じた(笑)。

それから、今回の収穫(笑)?
大姫役の隼人くん(萬屋)。メチャ可愛くてキレイなお姫さま(笑)。エリザのチビルドや、M!のアマデみたい。
いやぁ、発声の仕方とか台詞回しをちゃんと訓練したら、いい女形になりそう。
つか、僕の中で、もうすでに、『娘道成寺』出演決定(爆)。
あ、やっぱり、その前に菊之助でも↑を観ておきたいな(笑)。

劇場はね。立て替えが決定したけれど、雰囲気はいい感じ。
客の居場所や通路などのスペースは、どこも狭いですけれどね(笑)。
あ、舞台の上手から下手まで幅が広くてビックリ。
また、花道が見えないからできる限り1階席で観るべきだね。やはり(泣)。
座席は貧相で貧相で(笑)。前の人との間隔も狭いし(笑)。
あ、だけれどね。トータルでみて、まだ作って10年前後の京都駅ビルにある京都劇場より遙かにましだったりする(笑)。くたばれ某建築家(笑)。
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『メゾン・ド・ヒミコ』

2005-10-16 09:00:54 | 映画
@池袋シネマサンシャイン

う~ん。微妙(笑)。
結論から言うと、同じ制作スタッフでは、『ジョゼ虎』の方が良いな~。
とっつきはじめのテーマというか題材は良かったと思うんだけれど。
久保田プロデューサーって岩井俊二監督のも手がけたりしているから、ちょっと期待が大きすぎたのかも(笑)。

なんかどっか違うって感じがするのよね。
ゲイのメディアを通して、エキストラのような役を、ゲイユース募ってオーディションして参加させていたのは知っていたのだけれど、ごくわずかしか出てこないし(笑)。老人ホームに遊びに来る大学生達ね。

あ、やっぱり、オダギリジョーは結構好きかも(笑)。

ストーリーの話省いて役者の話を少々(笑)。
山崎さん役の青山吉良さん。
ストレートプレイを小劇場で二回ほど観たことあります。ゲイであることを公表している俳優さんです。一度ニチョのとあるお店でお顔を拝見していたりします(笑)。でも、クラブでの演技は迫真ものでした。
老人ホームに遊びに来た大学生役の一人の早瀬知之くん。
フライングステージの舞台も何回か観に行っているから、即座に認識(笑)。
それから、藤井かほり。
いっつも、スクリーンのエンディングロールで名前がクレジットされてから、「どこに出ていた?」ってなっちゃう人(それでも思い出せないこともあったりする(笑))。ゴメンナサイねぇ。岩井監督のものでもよくそうなりました(笑)。でも、今回は、思い返して気がつきました(笑)。今度からは、エンディングではなく、ストーリーの演技中に気づけるように努力しますm(__)m。

そうだそうだ。
今回、一番面白くて愉しかったのは、実は、ミュージカル映画を取り入れたシーン。
尾崎紀世彦の『また逢う日まで』のアレンジ。みんなで、踊りまくるトコロ。あそこは好きだ。
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