LUNACY

cygnus' blog

「知ろうとすること。」糸井重里×早野龍五

2015-01-11 22:58:08 | 本・コミック
コピーライターと物理学者。
twitterを使っていたが故に福島のことに関わっていくことになってしまった早野先生と、早野先生のツイートを信頼できると思って情報を頼った糸井さん。ちなみに、ボクは両方ともフォローさせてもらってます(笑)。また、あのときから早野先生をフォローさせてもらっているのも糸井さんと同じ。

福島第一原発の事故後の被曝状況についてのまとめ。
ほか、被曝と今後のことについてどう考えていくかの対談。タイトル通り、現実との向き合っていきかた・不安との対話のための科学的な考え方についてのお話でした。

コレ、コミックだったら、もっと人々に受け入れられる気もしました。また、説明図があってもいいのかな?という箇所もあったり。
(真っ当な意味・ポジティヴな意味での)「「素人する」こと。」という糸井さん的なシャレかと思ったけれど、それは穿ち過ぎだよね?(笑) どうしても「おいしい生活。」とか「ほしいものが、ほしいわ。」とか思い浮かんでしまうから(汗)。
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「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」加藤陽子

2015-01-11 22:38:42 | 本・コミック
著者の栄光学園での集中講義録をまとめた本。
頑張って400ページに収めた感じ。

日本の近代史を各戦争へ突入するまでの政界・財界・軍・民衆の意識の動きを丹念に追っている解説。
われわれは、学校の授業では、まだまだ、近代を上っ面だけなぞって教わって終わりだったんだなと思い知らされました。
とくに、この加藤先生の著作は、キーとなる人物の人物像や書簡などから迫っているのがポイントだと思う。
参考文献・資料も充実。

この本が出版されたときの池上彰サンとの対談は、コチラ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110802/221831/


野中郁次郎「失敗の本質」、猪瀬直樹「昭和16年夏の敗戦」、保阪正康「あの戦争とは何だったのか」
とあわせて読んでおきたい一冊。
もちろん、ただでさえ当時の人の記録・記憶の曖昧さや矛盾などもあるし、資料も膨大なので、これらの本の中で矛盾もあるような気がしますが、とにかく、過去に学ぶことは大事かと。
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