LUNACY

cygnus' blog

『婚約者の友人』"Frantz"

2018-01-14 19:32:34 | 映画
フランソワ・オゾン監督
フランソワ・オゾン監督なのに見損ねていた作品。名画座の下高井戸シネマに感謝。

邦訳はこれで成功していると思われ。
フランツというのは、〈婚約者〉の名前。

この監督さんにしては、ゲイゲイしさ薄め。ちょっと肩すかし←ヲイw。

それはともかく。
第一次大戦の西部戦線というものが、いかに仏独両国に深い爪痕を残したかを、改めて意識させるストーリー。
この作品は、モウリス・ロスタンの戯曲を大胆に翻案とのこと。

ストーリー中の最後の手紙は、内容が予想外というか観客の想定の裏をかく感じだったかも。でも、そのほうが投げかけてくるものが大きいかも。フランスほか欧州の映画作品には、よくあること。

あと、役者の皆さん、ドイツ語フランス語両方ともめっさキレイに話してる。

それから、この映画をたのしみきるには、僕はクラシック音楽の素養が足りなかった。。。。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『追想』"Le Vieux FusiI"

2018-01-14 11:41:52 | 映画
デジタル・リマスター版が公開
ロミー・シュナイダーが見たくて、観に行ってきました。
ロミー・シュナイダー×ナチス占領下のフランスというと「離愁」もですかね。

ナチスにロミー演じる妻と娘を殺された医師の復讐劇。その古城で独軍を一人一人殺めて復讐する過程で、妻(や娘)との記憶を〈追想〉するストーリー。

古城や街の美しさと、残酷さのギャップがすごい映画でした。

原題は、〈古びた銃〉というのが直訳のよう。スマホではGoogleよりMicrosoftの方がうまく翻訳してくれた。蛇足。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする