LUNACY

cygnus' blog

「ヒストリエ」第11巻

2019-07-28 23:37:32 | 本・コミック
岩明均

発刊ペース的に間隔が開いてしまっているから、これまでのストーリーをだいぶ忘れてしまってるわ(汗)。
それに、これから、まだまだ先が長そうなストーリー。アレクサンドロスがまだ王子。

権謀術数うごめく世界は、ストーリーとしてドキドキして面白いんだけれどね。
ただ、そこは、岩明先生。残酷なカットがサラリとしていて、かえってゾクッとすることもあり。
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「劇映画 沖縄」(7/28加筆)

2019-07-28 16:06:46 | 映画
ポレポレ東中野

故・地井武男が主演。
若い頃に、こんなに熱い男子(お芝居がちょっと荒削りだけれど)を演じていたんですね。

復帰前の沖縄で撮影、制作された映画。1969年。
第1部が、米軍による理不尽な土地接収問題(昭和三十年代の設定)。第2部が、米軍基地で働く人の労働問題(昭和四十年代の設定)。

労働組合(制作者クレジットや映像に総評系も出ていた気がするけれど主に同盟系かな?)が作った映画だけあって、
第2部の後半が、蟹工船っぽい(だから、プロパガンダ映画っぽい)。蟹工船的な意識を、沖縄を描くのに重ねた作品。
言い換えると、当時の労働組合には、こういう劇映画を作る気力体力があったということだし、まだ日本へ復帰できない沖縄(の諸問題)への共感があったということだろう。
また、もっとスコープを狭く考えると、映画産業自体がまだまだお金を稼げていたし、一方で、映画産業の労働組合運動もまだまだ盛んだったこともあるだろう。

そして、この映画が制作されてから今年で50年。この映画で描かれている問題・問題意識が解決していないことに、唖然とする。


技術的なこととして、アフレコしているのはわかるけれど、映像と音声のズレがところどころ気になったかな。
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