世界的に悪名を轟かせたグアンタナモ収容所の拷問の物語。
9.11の容疑者が司法的に正しく扱われなかった物語。
いまの日本でも、黒塗りの文書公開が行われているし、ひとごとではない。
ロードショーになってから間もないのに、もう閉幕って興行的には冴えなかったかもしれないけれども、観る残す価値のある作品。
ジョディ・フォスターは、理知的なカッコいい女性を演じさせたら右に出るものいないかもね。
あと、スチュアート中佐って、敬虔なキリスト教徒の役だったけれども、プロテスタントじゃなくてカトリックかな? 教会にルルドあって、イグナチオの引用もあったし。
スラヒのイスラム教信仰のことも併せて、神や宗教もこの作品の問いなのかもしれない。