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毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「沖縄に生まれ、64年生きてきた人が基地建設に反対する理由」No.1606

2016-03-04 00:23:22 | ま、とにかく

1952年、沖縄の糸満に生まれ、

沖縄で成長し生活してきた一人の男性の話です。


沖縄県民が辺野古新基地建設に反対していることに対して、

沖縄以外の日本の地から、

「沖縄は、国が決めたことに対して勝手なことを言うな」

と声を発する人たちがいます。

勝手なことかどうか、取りあえず、話に耳を傾けるべきでしょう。

下はフェイスブックからお借りした記事です。

戦後の米軍統治下の米軍による暴行、処罰されない違法行為、コザ「暴動」……。

読んだ後、勝手なのは、決して沖縄県民ではなかったことに気付くはずです。

――――――――――――――――――

真志喜朝一  2月29日 2:20

私は沖縄県糸満市の出身です。

1952年2月に市内で生まれました。

小さい頃の記憶に残る風景は真に戦争の後の風景そのものでした。

野原や畑からはごく稀に人骨が掘り起こされましたし、

肝試し探検といって自然壕に入ったりして遊んでいました。

そこには必ず弾痕や不発の迫撃砲弾らしい弾がありました。

中学生の知合いは真鍮製の弾を磨きピカピカに光らして自慢していたのを思い出します。

12ミリの機銃弾は磨き光らして底部に学生ボタンのΩを取り付けて

ネックレスにするのが流行っていました。


或る日、国吉の野山の自然豪に入った時に多くの人骨に出会いました。

一緒に入った子としばらく泣いていました。

のちにこの村で何があったかを伝聞で知ることになります。

この村では沖縄決戦の最後のまだ間がないうちに、

米軍の現地最高司令官のバークナー中将が日本の敗残兵に狙撃されて戦死しています。

怒り狂った米軍が村を焼き払った事を聞きました。

 

以来、私は家で夜寝てから・・・あの防空壕の夢を見てしまう事が多くなりました。

それは悪夢でした。

あの時見た骨の中には小さな骨もあったのです。

そんなこんなで高校生になった或る日、糸満市で大きな事件が起きました。

泥酔した米兵の乗るジープがかなりのスピードで操作を誤り

歩道を走り夫人を轢き殺してしまいました。

その頃、沖縄では米兵による犯罪が数多く発生して、

殆どの事件は罪を問われることなく無罪でした。勿論軍事裁判です。

(米軍よる国連委託統治で高等弁務官が全権を握る、しかも基地協定で沖縄県側に裁判権はない)。

ですから、この時代沖縄では米軍への不満が渦を巻いて高まっていました。

ここにきて糸満市の事件です(金城さん轢殺事件)。

殺された金城さんは私と同じ7組のクラスメートの母親でした。

私と友人はすぐさま現場糸満ロータリーに行きました。

すでに糸満漁協の青年達が集まり米兵を取り押さえていました。

私と友人のきた後に糸満の巡査も数人来ていましたが手は出せないでいました。

MPが数台の車両でやって来て、銃剣付きのM型軍用銃で抵抗する漁協の青年達から

犯人の米兵を引き離しました。

そうこうしてる内に青年達は増えMPを圧倒してジープを押し倒してしまいました。

MPは増援をよこして、警察官も増えて青年達から米兵を引き離しました。

時を待たず、糸満小学校で大きな抗議大会がありました。

私たちクラスの有志は小学校で抗議に参加しました。

その時、同じ高校生の制服を着た学生達が何が大きな旗を持っている事に気がつきました。

話しかけると首里高校生でした。

彼らは私に「沖縄ベ平連で来ている」と言いました。

その後彼ら首里高校生と私達糸満高校生で話し合って

高校生の「沖縄ヤングベ平連」を旗揚げしました。

ちょうど、ベトナム戦争は佳境に入り米兵達は極度に緊張していた時代です。

しばらくして、現地新聞に糸満での米兵二人が無罪になったと大きな見出して出ていました。

この日から沖縄では米軍に対する感情が異常に高まり、

ついにコザ市(今の沖縄市)で大規模な暴動(国はそう呼んだ)が起こりました。

まるで戦争のような暴動です。

アメリカの車両は黄色ナンバーで殆どが外車でしたから

沖縄の人にはすぐにわかりました。

100台近く燃やされました。

店舗も壊されました。

多分、占領70年間で一番大きな抗議(暴動)だったと思います。

 

辺野古に新基地を作らしてはいけません。頑張りますね。

https://www.facebook.com/groups/nago.kyodo/

―――――――――――――――――――――――――

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「六か月後の我が菏澤学院宿舎」No.1604

2016-03-01 21:51:54 | ま、とにかく

昨年8月末にここに赴任した時は、正直大変ゲッソリしました。

部屋の何もかもが汚らしかったからです。

今回、冬休みが終わってこちらに戻ったとき、私はホッとしました。

トラウマにもなった最初の絶望的な汚れは再現されておらず、

ちゃんと私が掃除した形状が維持されていたからです。

6か月間、私は授業も頑張りましたが、

それと同じくらいの力を部屋の掃除にも注ぎました。

腹立ちまぎれに9月~10月はさんざん写真を撮ったので、

違いを比較できて私は気分がいいです。

その1:バスルームのタイル

昨年9月当時、オエッとなりながらも果敢に擦り始めた頃。

 

国慶節休みに毎日こすり倒し、手のひらの皮が向けた頃のタイル。

 

3月1日現在のタイル。これなら夏に裸足でシャワーが浴びられます。

 

その2:台所換気扇の周り

9月当時、どこから手を付けていいか途方に暮れていました。

 

3月1日撮影。換気扇そのものは表面のしたたり落ちる油を拭くだけですが、

下の真っ黒けだったところは、何度も拭いているうちにきれいになりましたよ。

紙が貼ってあるところは、ガラスが割れてその後この紙になったのでは?

という説が有力です。

換気扇のコードは差込口に遠く及ばず。

 

台所の反対側には一学期間買っていた水の

空ボトルが溜まっています(水道の水は飲めません)。

空きボトルに水道水を入れておくと断水の時に役に立つし、

窓際から忍び込む寒さをしのぐこともできます。

 

ついでにリビング。ソファーカバーは写真には写らないかも知れませんが、

実は見事に薄汚れています。暖かくなったら洗おうと思っています。

カーテンは24時間閉め切って、外からの埃が部屋に入らない様にしています。

PM2.5対策にもなります。

自慢は床です。部屋を訪れる人たちが「ピカピカですね~」と言ってくれるたびに

鼻高々に自慢します。

 

毎日このモップで全ての床を拭きます。

毎日拭いているのに必ず水が茶色になるのが凄いです。

 

御見苦しいところをお目にかけました。

宿舎の状態は個々の大学によって大いに異なります。

中国の全ての大学宿舎がこうでないのはもちろんです。


最後は宿舎の外の木を。

キャンパスの木々はこの大学の宝物です。

どんなに宿舎が汚くても、日本の街路樹の2倍の背の高さの木々を見ていると、

「うわ~、いいなあ」と、思わず声が出ます。

今日は大気汚染も大したことないのが、空の青さと空気の味で分かります。

 

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「28日未明に着きましたよ」No.1602

2016-02-28 02:47:19 | ま、とにかく

朝9時半に大阪の家を出て、

日が変わり28日の午前2時過ぎったら草木も眠る丑三つ時じゃないですか。

ようやくさっき着きましたよ。

取りあえず、朦朧としながらネットが繋がるかチェックし、

ブロードバンドも、sekaiVPNも無事接続できました。

私が移動が嫌いな理由の主な理由はこれですよ。

ちゃんと定刻通りに飛行機が飛んでくれず、到着は遅れ、

結果、こうなるんです。

しかも山東省菏澤市には空港がないのです。

最寄りの河南省鄭州空港まで車で3時間半ですが、

この大学は公式に迎えに来てくれませんので

オフィスのMr.張に個人的に来てもらいました。

Mr.張は何度も私に電話したそうですが、

私の中国用ガラケーは電池切れでした(日本では充電できない)。

 

上海では嬉しいやら悲しいやら、

江財大の卒業生で上海在住の余立君さんと滕碧霞さんが、

乗り換えの空き時間に少しでも会いましょうと来てくれたのに、

大阪から出発が30分遅れ、上海に着いたら着いたで、

中国人旅行客の荷物が多すぎて

私のスーツケースがなかなか出てこず30分間(いや、もっとか)待ち。

合わせて1時間の遅れのため、

1年半ぶりの2人とは30分しか話せませんでした。

滕碧霞さんは2年間日本に留学していた学生ですが、

今はお父さんの魚屋さんを手伝っていて、

何と鮭を冷凍刺身状態(ワサビ・しょうゆ付)で持ってきてくれました。

鮭は溶けてしまい、国内便検査で水がしたたり落ちましたが醤油以外は合格し、

無事に菏澤の部屋まで運びました。

今は冷凍庫にしまわれています(明日食べる、どんなことがあっても)。

 

時間がない中、二人にむっちゃ急いで喋って、これだけはと伝えたのが、

沖縄キャンプシュワブ前の女性の

「沖縄は日本からは侵略されたけど、中国からは一度も侵略されていない。

文化的にも中国の影響を色濃く受けている琉球民族は、

中国に親しみこそ感じても、敵対心などを持つ理由は一切ない。」

という言葉でした。

ずっと上海浦東空港で待っていてくれた二人と会ってすぐ別れるという、

涙の展開になりましたが、

今度の3月にある菏澤市の国際牡丹博覧会に来てくれるということで、

それを楽しみにします。

ブログをお読みの皆さんも、菏澤で唯一の華やかなフェスティバルである

「国際牡丹博覧会」、もし機会があれば是非お越しください。

キャンパス内に80元で泊まれる招待所という名前の宿泊施設があります。

学生とともにご案内しますよ~~。

汽車が一番安くて便利だと、オフィスのMr.張は言っています。

 

部屋はMr.張の心配りで、一日空気の入れ替えをしてくれていて

かび臭くなかったです(しかし白っぽい埃が全ての家具にうっすらと)。

また、PM2.5の日々がスタートだ~~。

取りあえず寝ます。御休み。

 

 

 

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「荷造り、ほぼ完了」No.1601

2016-02-27 01:16:06 | ま、とにかく

もう、日が変わって今日の朝9時半には家を出なければなりません。

昨日は最後の荷物を一つSAL便で送りましたが、

それでも巨大スーツケースと機内持ち込み用キャリーバッグには

入り切らないほどの物があります。

そのほとんどは本です。

教材が優先されますので、今回は「ちはやふる」関係本や百人一首は絶対保持、

もう読んだけど、愛着が湧き、何度でも読んで噛みしめたい

「丸山真男と田中角栄」(佐高信・早野透/集英社新書)、

「暴力はどこからきたか」(山極寿一/NHKブックス)、

「文章読本」(丸谷才一/中公文庫)、

「茶の本」(岡倉天心/バベルプレス)・・・・・・、

みんな置いていかなければなりません。

一番軽い「にほん語観察ノート」(井上ひさし/中公文庫)だけは持って行きます。

私は、決して多読ではなく、一冊の本を何度も繰り返し読む癖があります。

まだまだ読んだらいい本がいっぱいあるのにと焦っていますが、

人生は短い。時間配分ですね。

 

選挙も気になります。

中国ではFBがスイスイ見られるときとそうでないときがあります(有料VPNでも)。

これから参院選までの一日いちにちが非常に大切ですが、

それでも行かなければなりません。

これから私のできることは、このブログと友人・知人とメールで討論するくらいです。

どうか日本の皆さんも、小さいことでも自分のできることを確実に実行してください。

座間宮ガレイさんの今日の一言(下)を

噛みしめて、お互い頑張りましょう。


 
この国のルールでは
今の議会配分では
安保法関連法は通ってしまう
 
日本の国会の議席配分で
物事が決まってるんですよ。
 
「どの地方で誰が当選かするか」だけで
物事が決まるわけではない。
 
「日本全体」のことで考えていきましょう
 

 
もし、衆議院で
 
与党が3分の2以上をもっていれば
 
基本的に
 
どんな法案も
 
どんな修正案も
 
ルール上、通せてしまう。
 

 

しかし、なんと
3分の2よりも、
1議席でも、少なければ
参議院「時間切れでこっちの勝ち」となる
 


 
「決める政治」ということで
安倍政権がやってることはすごいと
メディアもあおりたてていましたが
 
なんでも決められちゃうということは
日本の政治が、
不安定になるということです
 
どんどん新しいことが決まるから
社会が対応しなくちゃならない
これ不安定になります
 
逆に、
「決められない政治」は安定しています
 
保守がものごとをどんどん決めていくと
リベラル側の社会福祉政策は不安なままです
 

 

私はリベラル勢力がぐっと大きくなって
この国が安定していることを望んでいます
 
この国のことを考えて、
できるだけ不安定じゃないようにしていただきたい
 
これに関しては保守の人も一部
そうだよな、野党弱すぎるから頑張ってもらいたい
という声が保守支持層にも結構いるんです
 

  
▼座間宮ガレイ・選挙JOCKEY【登録フォーム】無料メルマガで毎日届きます。
https://s.blayn.jp/bm/p/f/tf.php?id=hikkurikaesu
 

 

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「中国を知る、その第一歩~中国の大学生の生活~」No.1595

2016-02-19 18:52:49 | ま、とにかく

「中国を知る、その第一歩~中国の大学生の生活~」

というイベントを企画していただき、

昨夜、会場である尼崎市武庫之荘の喫茶店「ロクパ」で話をし、

参加された

明日中国に旅行に行く人、

来週中国に留学する人、

今中国で働いている人、

過去中国で働いていた人、

中国残留孤児(帰国者)2世、

帰国者支援の人、

平和を願う人、などなど

15名程の皆さんと和やかに交流しました。

その中に、フェイスブックでこのイベントを知って来たという大学生がいました。

来週、上海の大学に留学するというその若者が、

「一か月の体験留学で、すっかり楽しくなって今度は一年間行ってきます。

日本では何でも細かいことまで決められているけど、

中国は大らかというか、なんか伸び伸びできる感じがして~。」

という中国観は、まさに私も同感です。


 

 

 

下は、フェイスブックに寄せられた参加者Mさんの言ですが、

ちょっとお借りして転載させていただきま~す。

―――――――――――――――――――――――

「『中国を知る、その第一歩―中国の大学生の生活―』&

『中国の卒業生から先生へ贈るビデオ』上映会~」というイベントに参加してきました。

会場はわが自宅から歩いて15分程度のお店。ありがたや、ありがたや。

企画してくれた友人に感謝です。

中国で日本語を学ぶ学生さん達・・・。

肩身の狭い思いをする場面が多々あるであろう事は想像に難くない。

それでも日本語を学び、そしてそれまで学校では教えてもらったこともない

日本の平和憲法や村山談話を知っていく中で日本への理解を深めて、

両国の架け橋になろうとまで思ってくれる人たち。

そんな学生さんたちの映像や文章に触れることができ、

昨夜は本当に貴重な体験でした。

冬休みで帰省中という講師役のブルーはーと先生は、

これからも今回のような少人数でのお話会をドンドンやりたい意向だそうです。

と言いながら今月末にはまた中国へ行かれるので「私も聞きたい」という方は

すぐ企画して夏休みの際の予約をしてはいかがでしょうか。

紹介しますよん。

――――――――

な、なんと積極的なんでしょう。昨日、初めてお会いしたというのに。

でも、人生、時間もそうないんだし、こういう事はてきぱきした方がいいかも、と

私も思いますです。

あんまり遠くまでは行きたくないけど、

大阪近辺でしたら、いくらでも出かけて行きますので

声を掛けてくださいね~~

 

 

 

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「明日から辺野古に行ってきます」No.1582

2016-02-01 23:10:51 | ま、とにかく

日々、できるときにできることを精一杯しよう、

冬休み日本に戻ったらたとえ数日でも辺野古に行こう、

と決めていました。

昨年11月、山城ヒロジさんが病気回復の挨拶に、大阪や東京に来ましたが、

もちろん、ただそれだけではなくて、

「辺野古に来てください!人手が要るんです。

300人で座り込めば工事の車両をストップさせることができるんです!」

と訴えるのが主眼であることはよく分かりました。

私は山東省でその山城さんの訴えを動画で見て、

どうしても行かなければならないと思いました。

 

ピーチで往復約15000円の搭乗券も確保、

大浦湾の安宿「海と風の宿」の一泊2000円の部屋も4日間予約できました。

用意はバッチリ。

て言うか、ただ着替えとタオルとパソコンを持って行くだけです。

あとは宿の傍に金城商店と共同売店があるので何でもそこで買えます。

自転車で10分以内の「大浦わんさかパーク」には新鮮な海ブドウや果物も売っています。

行けば何とかなるさ。

 

宿で寝る前に読むのはこの本にしました。

梅田のジュンク堂にもドバっとありましたが、私はamazonで買ってしまいました。

 

ジュンク堂からの帰り、阪急電車に乗ると、

盲導犬とペアの男性が乗ってきたので、そっと後姿を撮らせてもらいました。

大型犬で、たいへん物静かに男性に寄り添っていました。

そんな姿を見ただけで、なんかホロッときましたよ。

というわけで、明日から6日までは沖縄からのブログです。

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「内閣支持51%とか・・・」No.1581

2016-01-31 22:13:09 | ま、とにかく

いやもう、、、はっきし言って

野党の姿が多くの民の目には写っていないんじゃないですかね。

要するに、昨年9月の盛り上がりの中で「野党は共闘!」という市民の声が

湧き起こったときに、迅速に結束してパワーアップしたら、

このような数字は出てこなかったと思います。

残念ですが、まだこれからだーい!

しかし、民主党がめっちゃ重要な鍵を握っていることは

一切支持政党を持たない私にも分かります。

岡田さん、おそらくたいへんお疲れでしょうが、なんとか党を調整して、

共産党と共闘してくださいよ!

それしか平和日本が生き延びる道はないんです、ホンマに。

 
Michi Maruさんの写真
<form id="u_jsonp_69_1e" class="commentable_item" action="https://www.facebook.com/ajax/ufi/modify.php" method="post" data-ft="{">
 
</form>

―――引用<毎日新聞調査>内閣支持率51% 甘利氏問題は影響せず (毎日新聞)

- Yahoo!ニュース

>毎日新聞は30、31両日、全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は51%で、昨年12月の前回調査から8ポイント上昇した。支持率が5割を超えたのは2014年3月調査以来。不支持率は30%と前回より7ポイント低下した。甘利明前経済再生担当相が28日、自身と秘書の金銭問題で辞任したのを受け、甘利氏を閣僚に任命した安倍晋三首相の責任を尋ねたところ、「任命責任は重くない」との回答が46%、「任命責任は重い」が42%でほぼ同水準だった。甘利氏の問題は支持率に影響せず、安全保障関連法への世論の批判が薄れたことや、外交面での実績などがむしろ数字を押し上げたとみられる。

>政党支持率は、自民が前回比5ポイント増の34%。このほか民主7%▽公明5%▽共産4%▽おおさか維新4%--などで、「支持政党はない」と答えた無党派層は34%だった。

―――引用ここまで

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「癒着ばかり見せられる苦痛」No.1557

2016-01-05 21:06:17 | ま、とにかく

[癒着・その1]・・・元旦「朝まで生テレビ」のヤラセ

1月1日、自民党議員が一般人(建築板金業)を装って、

「民主党政権時代よりマシになって、モノが売れるようになったという声が自分の周りで聞こえる」

と発言したとのこと。大森昭彦という大田区議員です。

朝生のディレクターが大森昭彦区議と以前からの知り合いで、番組に呼び、

彼の発言は自民党区議であることを伏せて、「建築板金業」とテロップで流したというのです。

ネットで大騒ぎになり、

テレビ朝日は「説明不足で申し訳ない」と謝罪したそうです。

しかし!「ヤラセ」は決して『説明不足』ではなく、

国民に虚偽情報を流し、世論操作するという国民騙しであり、許されることではありません。

テレ朝の社長の責任が問われるべき重大な事件だと思います。

テレビ局とアベ自民党の癒着がこの事件の背景にあります。

 

[癒着・その2]・・・辺野古基地建設の8割は防衛省・自衛隊の天下り業者が受注!

1月3日の朝日新聞デジタルによると、

『米軍の沖縄県普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設計画で、

防衛省が直近の2年間に発注した移設事業936億円分のうち、

少なくとも8割にあたる730億円分を、同省・自衛隊の「天下り」先業者や

それらの業者が加わる共同企業体(JV)が受注していた。

とのことです。

『取材に回答しなかった業者もあり、実際はより高率の可能性もある。

これらの天下り先業者が受注した47件を分析すると、落札率は平均で92・8%。

中には100%近いものもあった。』『防衛省としては関係規則に則り、適正に行われている

と認識していると話している。』(同朝日新聞)

 

私は、政治権力と企業の癒着を防ぐため、官僚や政治家が民間企業に天下りするのは

自粛するのが当たり前だと社会的に認識されていると信じていたのですが、

いつのまにか政治家や官僚は大手を振って民間に再就職し、

政治家に利権の取次・橋渡しをしているのです。

辺野古基地建設業者と政府の関係は、癒着の典型であり、

どこからどう見ても癒着以外の何物でもありません。

 

受注と天下りの例

【受注業者】五洋建設(東京)、清水建設(同)、みらい建設工業(同)のJV

【再就職者と天下り先での役職】航空自衛隊幹部学校副校長(顧問)、防衛局長(社外監査役)ら

【工事・業務の内容】ケーソン(埋め立て用のコンクリート製構造物)新設工事

【契約金額】207億1千万円

【落札率】90.09%

【発注方式】一般競争入札

     *

【受注業者】綜合警備保障(東京)

【再就職者と天下り先での役職】警務隊長(参与)ら

【工事・業務の内容】陸上警備

【契約金額】19億3千万円

【落札率】99.80%

【発注方式】一般競争入札

     *

【受注業者】いであ(東京)

【再就職者と天下り先での役職】南関東防衛局部長(顧問)ら

【工事・業務の内容】水域生物等調査

【契約金額】4億2千万円

【落札率】98.65%

【発注方式】公募型プロポーザル

 

[癒着・その3]・・・新国立競技場は菅官房長官の息子の会社に決定

菅官房長官の息子が大成建設に入社している事から、

利権でA案に決まったのでは ないかとの疑惑が強く持たれています。

A案

出典:www.nikkei.com

大成建設は原発や辺野古基地建設にも名を連ねているゼネコンです。

オリンピックも原発も辺野古基地建設も、全部コネによる金儲けビジネスに利用されていますが、

そのお金は、誰の金?って、国民の血税ですよね。

もう、腹が立って、頭痛がしてきましたわ。


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「介護と貧困」No.1556

2016-01-04 13:49:24 | ま、とにかく

下は今から10年前の介護殺人事件についての記事です。

10年経った現在、介護を巡る状況は少しは良くなっているのでしょうか。

麻生太郎副首相の言を引き合いに出せば、

(終末高額医療費を政府が負担している老人は)「さっさと死ねるようにしてもらわないと…」

と、年老いた人間の命を『儲からない無駄な存在』と見做すだけで、

あとはお得意の「自己責任」、「貧乏人は早く死ね」です。

アベ政権の面々は理解していないようなので言っとくけど、

貧乏人もあなたと同じ血の通った人間なんですよ。

親には長生きしてもらいたいし、自分も充実した人生を過ごしたいんですよ。

あなたのような金持ちの方々と同様にね。

生活保護受給申し込み者に対して、まるで犯罪者のような扱いをする役所の対応は、

政府の方針の鏡ですよね。

巨額な富が集中している1%の人たちだけがおもいっきり人生を謳歌し、

健康に楽しく生きられ、

片や庶民は血の涙を流して親を殺す世の中って、

いったい何時代の話なんですかっての。

――――――――――――

もう生きられへん。此処で終わりやで …

京都市伏見区桂川河川敷で2006年2月1日に無職片桐康晴被告が認知症の母親を殺害して無理心中を図ったとみられる事件の初公判が19日に行われた。

 
事件内容は認知症の母親の介護で生活苦に陥り、母と相談の上で殺害したというもの。

片桐被告は母を殺害した後、自分も自殺を図ったが発見され一命を取り留めたとの事。

片桐被告は両親と3人暮らしだったが、95年に父が死亡。

その頃から、母に認知症の症状が出始め、一人で介護した。

母は05年4月ごろから昼夜が逆転。徘徊で警察に保護されるなど症状が進行した。

片桐被告は休職してデイケアを利用したが介護負担は軽減せず、9月に退職。

生活保護は、失業給付金などを理由に認められなかった。

介護と両立する仕事は見つからず、12月に失業保険の給付がストップ。

カードローンの借り出しも限度額に達し、デイケア費やアパート代が払えなくなり、

06年1月31日に心中を決意した。
 
「最後の親孝行に」 

片桐被告はこの日、車椅子の母を連れて京都市内を観光し、

2月1日早朝、同市伏見区桂川河川敷の遊歩道で
  
「もう生きられへん。 此処で終わりやで。」

などと言うと、母は 

「そうか、あかんか。康晴、一緒やで」 

と答えた。片桐被告が 

「すまんな」

と謝ると、母は
 
「こっちに来い」
 
と呼び、片桐被告が母の額にくっつけると、母は
 
「康晴はわしの子や。 わしがやったる」

と言った。
 
 
この言葉を聞いて、片桐被告は殺害を決意。

母の首を絞めて殺し、 自分も包丁で首を切って自殺を図った。

冒頭陳述の間、片桐被告は背筋を伸ばして上を向いていた。

肩を震わせ、 眼鏡を外して右腕で涙をぬぐう場面もあった。

裁判では検察官が片桐被告が献身的な介護の末に

失職等を経て追い詰められていく過程を供述。

殺害時の2人のやりとりや、
 
「母の命を奪ったが、もう一度母の子に生まれたい」

という供述も紹介。

目を赤くした東尾裁判官が言葉を詰まらせ、

刑務官も涙をこらえるようにまばたきするなど、法廷は静まり返った。

裁判の中で片桐被告は、
 
「私の手は母を殺めるための手だったのか」

と言葉を残した。
 
東尾裁判官は片桐被告に対し、
 
「尊い命を奪ったという結果は取り返しのつかない重大なことだが、
 
経緯や被害者の心情を思うと、社会で生活し自力で更生するなかで

冥福を祈らせる事が相当。被告人を懲役2年6ヵ月に処する…」

そして続いてこう言った。
 
「この裁判確定の日から3年間、その刑の執行を猶予する」

殺人(承諾殺人)で異例の執行猶予つきの判決を言い渡たされた。

そして被害者(お母さん)の心情に対し、
 
「被害者は被告人に感謝こそすれ、決して恨みなど抱いておらず

今後は幸せな人生を歩んでいける事を望んでいるであろうと推察される」

判決の後、片桐被告に裁判長が
 
「絶対に自分で自分をあやめる事のないようにお母さんのためにも、幸せに生きてほしい」

と述べ、片桐被告は深々と頭を下げて、
 
「ありがとうございました」
 
と言った。

片桐被告に言い渡した後に東尾裁判官はこう言葉を残した。
 
「本件で裁かれるのは被告人だけではなく、 介護保険や生活保護行政の在り方も

問われている。こうして事件に発展した以上は、どう対応すべきだったかを

行政の関係者は考え直す余地がある。」

————

▼下の動画はこの痛ましい事件が起こった当時のニュース映像です。

片桐被告のご近所にお住まいの方のコメントや、“母親には1日2回の食事を与え、片桐被告自身は2日に1回しか食事を取っていなかった” 等の上記の記事には書かれていない事件の詳細が報じられています。
↓  ↓  ↓  ↓

<iframe src="https://www.youtube.com/embed/w8ryWCukRy4" frameborder="0" width="420" height="315"></iframe>

出典元:kokorodo.net
————–

 

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「(奨学金)借りんなや!借りたもん返すん当たり前や!」No.1535

2015-12-13 17:56:19 | ま、とにかく

「借りんなや!借りたもん返すん当たり前や!」

12月2日、京都市議会で高すぎる学費・奨学金問題についての討論中に、

この野次が京都維新の豊田市議から発せられたそうです。

共産党の平井市議が、

「380万借りて510万返済。利子だけで130万」という学生の声を紹介すると、

それに対して言ったのがこの野次です。

この維新議員は、今の学生の窮状が分からないだけでなく、

世界中で、日本ほど高額な教育費を国民に負担させている国はない

という事実も知らないのです(それ、政治家のくせにありえないでしょ)。

近所のおっさんならこういう発言もあるかも知れません。

しかし、あろうことかこのヒト地方議会の議員、すなわち政治家なんですよ、これで。

普通、こんなアホを代議士に選びますか?

誰や、このヒトに投票したのは?

その人の行いもアホやで、はっきし言って。

「維新」という名前だけにつられるからこういうことになんねん。

「維新を名乗ればとにかく当選する」のが今の関西の奇妙な状況ですよ。

 

インターネットでちょっと調べたら瞬く間に顕わになる日本の高等教育の現実。

皆さん、この際、ちょいと確認してみようじゃないですか。

 

1.日本の大学学費は世界各国と比べて実に高い

下のグラフは、縦軸が大学の年間学費、横軸が公的奨学金/ローンを受けている大学生の人の割合です(OECD参加国)。

1(紫)学費は高いが奨学金もらっている:アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド 

2(ピンク)学費も安い(或いは無料だ)し、奨学金ももらっているスウェーデン・デンマーク・ノルウェー・アイスランド・フィンランド・オランダ

3水色奨学金はあんまりもらっていないが、学費が安い(或いは無料):スペイン・フランス・ベルギー・イタリア・オーストリア・スイス・メキシコ (青字は学費無料の国)

4赤学費は高いわ、奨学金はもらえないわ:日本 ⇐一人ぼっち

 

 

 

 

2.日本は教育費の公的支出が少ない

下のOECD36か国中、国が支出する教育費(GDP比:赤色)が最低なのは、我が日本国です。

でも保護者が苦労して子どもの学費を捻出している(青色)ので、総額は他の国とそんなに違いません。

 国が高等教育にどれほどお金をケチっているかがよく分かるグラフです。

親や本人の私費負担割合が他国に比べてどれほど多いか、

グラフを見て泣きそうになります。

教育に金を回さず、学費値上げを示唆したりする一方、

世界中で税金ばら撒きちらしたり(誰にことわって)、

アメリカから旧式の偵察機を高く買ったりしているのがあのヒトですよ。

 

 

3.日本は奨学金(給付)制度がないも同然

奨学金はかつて私も日本育英会から借りて、全部払いました。

しかし、それは諸外国では「奨学金」とは言わず、「学生ローン」と呼ぶのだそうです。

本来、奨学金とは給付するもので、貸すものではないのですね。

ここ中国でもそうです。

中国では、貧しい学生への給付金と、

それとは別に、成績が優秀な学生への給付金の二種類があります。

その方法、是非日本でも採用してほしいですねえ。


 

 日本の高等教育状況はひどいと思いませんか。

教育は社会の財産です。

教育をないがしろにすると、国民はアホになってしまいます。

そうすると、いかにも知った顔をして自信満々に「日本を取りもどす!」とか

言われたら、鵜呑みにして信じてしまいます。

まさに、政府の思う壺ですね。

だけど、そんなことでいいわけないですよね、日本の皆さん。

 

―――グラフ資料は「ソキウス101」さんからお借りしました。―――

 http://socius101.com/date-of-education-inoecd-post-1015/

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「野に咲く花の 名前は知らない」No.1534

2015-12-12 23:12:22 | ま、とにかく

12月10日は寺山修二さんの亡くなった日だと、

その前々日の8日に知りました。

ご存知のように8日もいろいろあった日ですが、ここでは触れません。


自分が高校1年だった時はもう50年近く前のことなのに、

何とまあ、あの時の感覚のありありと蘇ることよ。

私はその頃、時代の寵児だった寺山修二さんが気に食わなくてたまりませんでしたが、

挑戦的にも高校2年の修学旅行の東京自由行動では、

寺山修二さん主宰の「天井桟敷」に高校の制服姿で乗り込んだのです。

つまり、私が気に食わないとか思うのは、非常に気にしているということで、

何とか寺山修二なる怪物と格闘したくてたまらなかったんだと今は思えます。

寺山さんに傾倒する転機は高三の受験雑誌だったかに、高校生の詩が載っていて、

その選者が寺山さんだったことでした。

選ばれた詩たちのそりゃあ、スゴイことと言ったら。

同時代の少年少女には感受性ビシビシの子たちがこんなに大勢いるんだ、と

私は知床半島の片隅にしゃがみこんで唸ったものです。

で、そのすごい子たちの感受性をすくい上げる寺山さんの鋭さに対しては、

今まで逆らってどうもすみませんでしたと頭を垂れるしかありませんでした。

「最初から素直に言うこと聞けばいいのに」

とは、親からもよく注意されたものですが、バカは死ななきゃ治らない。

 

12月10日に日本語学科の学生たちに紹介できたらいいなと準備したのが、

『戦争は知らない』でした。

野に咲く花の 名前は知らない

だけど野に咲く 花が好き

帽子にいっぱい 摘み行けば

なぜか涙が 涙が出るの

 

戦争の日を 何も知らない    

だけど私に 父はいない

父を想えば ああ荒野に     

赤い夕日が 夕日が沈む

 

戦(いくさ)で死んだ 悲しい父さん   

私はあなたの娘です

二十年後のこの荒野で  

明日お嫁に お嫁に行くの

 

何十年も歌ってきて、今年の12月10日に初めて気づいたこと、

それは、この詩が定型のリズムを持っているということでした。

なんか歌いやすいと思ってはいたけど、

そういう訳だったのか~~。

こんな歌をチャッチャと作っちゃって、

恐るべし、寺山修二。


terayama

写真は「どっこい祭儀」さんのブログ「三島由紀夫を問い詰める寺山修司」

からお借りしました。http://lastinghours.jugem.jp/?eid=867

 

 

 

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「元気出してとばかりに」No.1529

2015-12-08 00:06:33 | ま、とにかく

昨日、少しぐじぐじしたことを書きましたが、

まるでそれを読んだかのように、

今日、温かい、そして暖かい贈り物をいただきました。

広州外語外貿大学の大学院(もちろん日本語専門)に進学した施芳芳さんから

冬用のブーツが送られてきたんでした。

しかも私に送ったら宅配業者とのコミュニケーションができないだろうと、

ここの大学の4年生に送るという気配りです。

こうなると落ち込んではいられませんね

あったか~い

実は靴下を3足履いていたのですが、さすがにこのブーツを履く時は1足にしました。

これからますます寒くなる山東省菏澤市ですが、

このブーツさえあれば、安心だ~い。

 

元気が回復したところで(単純なヒト(^_^;))、

昨日のSEALDs主催の銀座デモの写真も貼り付けよっかな。

4500人も集まったとのこと。

「民主主義は止まらない。

それを望む人たちがいる限り。」

↑いいね!(フェイスブックでいいね癖がついてしまった

 

こちらはママの会ですね。

「誰の子どもも殺させない」

↑このキャッチコピーもまとを得ていると思います。

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「フラフラとまた立ち上がる」No.1528

2015-12-06 09:00:10 | ま、とにかく

今日はネルソン=マンデラ元大統領の命日だとか。

 「生きるうえで最も偉大な栄光は、

決して転ばないことにあるのではない。

転ぶたびに起き上がり続けることにある」

ーネルソン・マンデラ

うーむ、その通りだわ、と頷いて

マンデラさんの言葉を自分の人生の歩みと照らし合わせてみると、

(しまった、そういう偉大な人物の言葉と自分を照らし合わせてどーする)

と、まもなく気がつきます。

あのマンデラさんがモデルだという『遠い夜明け』、

遥か昔に観たのに、今でも見た後の重い緊張感が思い出されます。

(あの映画の後、ホントに一週間くらい警察が怖かったです。

パトカー見たら、サッと隠れたりして)。

――――――――

この間、気分が落ち込みがちでした。

やはり、大阪W選挙の投票結果が糸を引く、じゃない、

後を引いているのでしょう。

「橋下さんは正しい。ただ、言い方が悪いだけ」

と言う声を5月の住民投票の時、身近な人から聞きました。

(なぜ、この人は橋下が正しいと断言できるのだろう。

どれほど正確な情報を得たのだろう)と疑問でした。

その疑問は失礼だと思われるかも知れません。

しかし、その人の日頃の情報はもっぱらテレビとのことでした。

テレビが主な情報源だということは、今の状況では

真実から遠ざけられるということではないでしょうか。

いい(正しい)情報を得ない場合、事情が分からない。

間違った情報を得た場合、事情が分からないだけでなく、

間違った情報を鵜呑みにすると、あきらかに騙される状況になります。

しかし、騙されている人は、騙されているという自覚がありません。

(だから騙されているのですから・・・・・・)。

そういうわけで、「橋下さんは正しい」発言になってしまいます。

 

私が論争好きならどんなによかっただろうとよく思いますが、

残念ながら私は”橋下正しい発言”を聞いただけで、ゲッソリする人間です。

ほら、警察に逮捕されて自白を強要され、

本当は違うのに「私がやりました」と言ってしまう人が多いでしょう。

私はその人の気持ちがよく分かります。

自分がギリギリ大切にしようと思っていること(もの、例えば命)だけを守るために、

もう、ここは投げてしまおうか、と思ってしまう気持ちです。

もちろん、投げてしまいたいわけではありません。

警察がガンガン吠えたり、長時間ネチネチやられたら気力が萎えてしまうのです。

 

私は子どもの頃から、

数の多さといつも対決しなければなりませんでした。

多数派というのは警察のネチネチ攻撃と同じなのです。

不正義であっても、正義のように振る舞うその厚顔無恥が私は大嫌いです。

 

それでも、やはり、論争でもなんでも、がんばらないと、

ギリギリの一番大切なものまで拠出させられないように。

と、沈んだ心を奮い立たせている今日この頃です。

学期末試験の問題作りがまだ半分しかできていないので、

さらに沈鬱な気持ちになるのでしょう。

早く、この重い不快感から脱したいと願っています。


シーサー、おらに力をわけてくれ!(ちょっと悟空の真似してみました)

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