放浪記

２６日（日）の１：００～開演でした。フェスティバルホールは、久しぶりで

森光子さんの放浪記は、以前から観たいなぁ～。と思っていました。

来年の５月の公演で２０００回になるそうです。（この時は、森さんは８９才だそうです。）

すごいですねぇ～。私も来年の３月に定年を迎えますので『もう、年やなぁ～。』と思うことがよくあるんです。

でも、でも　森さんは、ただ今８８才ということになります。

舞台は、観ていてどっしりした感じのあるものでした。さすが回数を積んでおられるからでしょうか！

ただ、セリフのはしばしに聞き取りにくいものがあったようです。

最後の日夏京子の言葉がとても印象的でした。「扶美子、あんた　ちっとも　幸せじゃないんだねぇ～。」

放浪記が賞を取り、売れっ子作家になりました。でも　寝る間もなく

書く林扶美子が文机でうたた寝をする場面で、日夏京子が毛布を掛けてあげて、部屋を出ていく時のセリフでした。

人って、目標に近づき達成できたからって、簡単に幸せって言えないんだなぁ～。

としみじみ思いながら、切なくて涙が流れてしまいました。

カーテンコールの舞台も今までで一番物静かなものでした。思わず【森さん、長い舞台お疲れ様でした】

と心の中でつぶやいていました。１時から始まって５時１０分くらい前に終わりました。

８８才であの舞台を演じるのは、すごいエネルギーがいるだろうなぁ～。と感心して家路に着きました。

そして、私も　まだまだがんばれそうと妙に元気がわいてきました。また、悲しい舞台なんだけど

心が豊かになったようにも感じました。

今日の写真



記念に買い求めたパンフレットです。表紙が何となく

もの悲しそうですねぇ～。



フェスティバルホールに飾られていた看板



御堂筋線の淀屋橋駅からすぐの橋の欄干、この雰囲気が好きですねぇ～。



淀屋橋には、クラシックなビルがたくさんあります。

これは、日本銀行のビルです。