9月12日(水)は、七藝で2本映画を観たと
書きましたが、その1本目が 『石巻市立港小学校』 です。
(パンフレットの表紙)
東日本大震災で港小学校に避難した人たちの生活を描いた
ドキュメンタリー映画でした。
(湊小学校の全景)
家や家族を失くした人たちが、ここで大きな家族となった
とサブタイトルにあるように、助け合い、励まし合う人々の
温かい日常がありました。
画面には、津波が襲う描写もあります。
テレビで放映された時は、すごいなぁ~。 と恐ろしく思いながら
見ていたのですが、この映画ので映し出された映像を観て
もう観たくないなぁ~。とはっきり感じました。
(床下のヘドロの中から出てきた写真店の看板の文字)
辛い悲しいでき出来事でしたが、それを乗り越えて生きて
いかざるを得ない姿が。
また、それを乗り越えていく人たちの姿が、包み込むように描かれて
います。
(ゆきなちゃんは、避難所では悲しいことなんか一つもなかったと答えますが・・・。)
10才のゆきなちゃんは、避難所で悲しいことなんか一つもなかったと言う。
嬉しかったことは、お母さんが帰ってきたこと、愛ちゃんと仲よくなったこと
出来なかったことが出来るようになったこと。そして、感情が戻ってきたこと。
ゆきなちゃんはずっと泣けなかった。笑ってるしかできなかった。
インタビューでは、「頭の中に映像が流れてる。津波の黒い茶色い水が」
と話しています。
(皆に愛されるキャラクターの愛ちゃん、もうすぐ70才です。)
もうすぐ70才になろ愛ちゃんは、抽選に当たって仮設に引っ越せる
ことになった。今の自分と同じ歳で死んだ父親との思いでを語り
ながら涙をこぼす愛ちゃん。「津波で凍ってた心が溶けたから、
涙ばっかいっぱい出る。」 と言ってます。
(ボランテイアの方が送られてきた物品の仕分けを。)
そして、愛ちゃんが湊小学校を去る日は皆に挨拶をした後、長持歌
に送られまるで嫁入りするように、避難所を出る画面は印象的でした。
これからの幸を祈り、涙が溢れました。
でも、でも揉めごともあったようです。
学校にいる人(Aグループ)は選りすぐっていいものばかり食べてるのに
家から学校に来ている人(Bグループ)は、誰も食べないような缶詰だ。
とか。
朝になると、Bグループの人が音楽室の前に並ぶんだ、それで毛布とか
もらって行くのを見て、うちはもらえないのかって・・・。
などナド。
校庭に造られた 『希望の湯』 にのべ20000人が感謝の気持ちで
利用した紹介もあり、お風呂って人の気持ちを幸せにするよなぁ~。
と思いながら観ていました。
(監督の藤川圭三さん)
今後の1日も早い復興を願いながら、今秋東北に行ってみようかなぁ~。
と思っています。
旅行でもいい。訪れてほしい。と地元の方がテレビのインタビューでも
おっしゃってましたので・・・。