「流浪の月」 と同じ日に購入しました。
熱源は、読了するのに時間がかかりましたねぇ~。
直木賞を受賞した川越宗一氏の400ページ以上の大作です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/1d/05054f0b8ff16f49e21509e69ca83030.jpg)
(手にした時は、題名の意味が分からなくて。)
時は、19世紀後半から20世紀前半の樺太、主人公は実在したふたりです。
樺太出身で南極探検にも参加したアイヌ人(山辺安之助)と、
樺太に流刑となったポーランド人(ブロニスワフ・ピウスツキ) です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/21/0bf70ee11ee401643d621f34b105f20e.jpg)
(著者の川越氏、大阪出身で、現在は京都に。)
別の言い方をすれば、日本人にされそうになったアイヌ人と
ロシア人にされそうになったポーランド人の二人とも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/fd/77eec24947a1ea1471fe566b4d57e6df.jpg)
(北海道アイヌのほかに樺太アイヌも。)
アイヌ人とポーランド人は、ともに祖国を追われた歴史があります。
大国が自分勝手な文明を押し付け、その名の下に弱小民族を
下等と見なし押しつぶす。
読み進むと、その国家主義に怒りを覚える場面も。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/71/4c809cad89dac0f280cb592d21544a3c.jpg)
(著書の主人公は、アイヌ人で日本名は 山辺安之介)
民族の幸せとは何か。
弱肉強食のなかで国家は、そして 人間は何をもって生きるのか!!
人間の生存の根源的な問いかけをしています。
また、大隈重信、二葉亭四迷、金田一京助、南極探検隊、など
歴史的に有名な人物が登場する話が史実をもとにしています。
金田一京助が『あいぬ物語』としてまとめた山辺安之助の生涯が
軸になっているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/8e/3e03714fa0c92364f42e4f5acc1dec26.jpg)
(南極探検隊の白瀬矗(しらせのぶ)
南極探検について、この本で色々なことを知って。)
大隈重信が義足だったことを初めて知りました。
(明治22年 爆弾を投げつけられ、右足を負傷し、膝上より切断を
余儀なくされる。)
本の帯には、
「人を拒むような極寒の地で、時代に翻弄されながら、それでも
生きていくための『熱』 を追い求める人々がいた。」
とありました。(短文でうまくまとめ、その通り!! 思った。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/b7/0883024c1ac8f1bd240d485b8e2256b9.jpg)
(本の帯、当然ながら誉めコトバが散りばめられて)
映画化はされるのでしょうか?
是非観てみたい!!
(私は、ミーハーなのであります。) ~笑~
熱源は、読了するのに時間がかかりましたねぇ~。
直木賞を受賞した川越宗一氏の400ページ以上の大作です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/1d/05054f0b8ff16f49e21509e69ca83030.jpg)
(手にした時は、題名の意味が分からなくて。)
時は、19世紀後半から20世紀前半の樺太、主人公は実在したふたりです。
樺太出身で南極探検にも参加したアイヌ人(山辺安之助)と、
樺太に流刑となったポーランド人(ブロニスワフ・ピウスツキ) です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/21/0bf70ee11ee401643d621f34b105f20e.jpg)
(著者の川越氏、大阪出身で、現在は京都に。)
別の言い方をすれば、日本人にされそうになったアイヌ人と
ロシア人にされそうになったポーランド人の二人とも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/fd/77eec24947a1ea1471fe566b4d57e6df.jpg)
(北海道アイヌのほかに樺太アイヌも。)
アイヌ人とポーランド人は、ともに祖国を追われた歴史があります。
大国が自分勝手な文明を押し付け、その名の下に弱小民族を
下等と見なし押しつぶす。
読み進むと、その国家主義に怒りを覚える場面も。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/71/4c809cad89dac0f280cb592d21544a3c.jpg)
(著書の主人公は、アイヌ人で日本名は 山辺安之介)
民族の幸せとは何か。
弱肉強食のなかで国家は、そして 人間は何をもって生きるのか!!
人間の生存の根源的な問いかけをしています。
また、大隈重信、二葉亭四迷、金田一京助、南極探検隊、など
歴史的に有名な人物が登場する話が史実をもとにしています。
金田一京助が『あいぬ物語』としてまとめた山辺安之助の生涯が
軸になっているそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/8e/3e03714fa0c92364f42e4f5acc1dec26.jpg)
(南極探検隊の白瀬矗(しらせのぶ)
南極探検について、この本で色々なことを知って。)
大隈重信が義足だったことを初めて知りました。
(明治22年 爆弾を投げつけられ、右足を負傷し、膝上より切断を
余儀なくされる。)
本の帯には、
「人を拒むような極寒の地で、時代に翻弄されながら、それでも
生きていくための『熱』 を追い求める人々がいた。」
とありました。(短文でうまくまとめ、その通り!! 思った。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/b7/0883024c1ac8f1bd240d485b8e2256b9.jpg)
(本の帯、当然ながら誉めコトバが散りばめられて)
映画化はされるのでしょうか?
是非観てみたい!!
(私は、ミーハーなのであります。) ~笑~