場所は、十三の七芸です。
時々七芸のHPを開きます。その時、解説などを
読んで行ってみようと思いました。
本当は、23日に行く予定をしていたのですが、
雨で延期にしました。
(氷雪の門のパンフレット)
その当時にしては、莫大な制作費をかけて、完成させましたが
ロシア側からの圧力により上映中止になったとか・・・。
そう言えば、ロシア軍の卑劣さがしっかり描かれていましたねぇ~。
(戦争の中、最後まで電話交換の仕事を全うし
た9人の乙女の物語)
無条件降服しているのに、なお攻めて来るとか
はたまた、降服しているのに攻めてくるのは、国際法に反する。」
と交渉に行った隊員を皆殺しにするなど・・・。
ロシアの隊員は 「敗戦国に国際法などは無い!!」
と言っていましたが。
(内地へと向かうために移動する日本人たち)
(見ていて辛い場面でした。)
ロシアからの横やりが入ったのが分かるストーリーでした。
36年目にして、やっと日の目を見たようです。
『終戦時の樺太で起きた9人の乙女の悲劇』
とパンフレットにありました。
(氷雪の門の乙女の像にお花を捧げて。)
二木てるみさん、必死の演技が見る者に
伝わってきます。今もお元気でしょうか?
ふと、近況を知りたくなってしまいました。
藤田弓子さんの若いころも見せていただきました。
他にも 岡田可愛さん・木内みどりさん・若林豪さん・黒沢年男さん・南田洋子さん
千秋実さん・赤木春恵さん・浜田光夫さん・鳳八千代さん・久米明さん・丹波哲郎さん・
田村高廣さん・島田正吾さんなど 錚々たる役者さんが出演されていました。
(稚内公園にある『氷雪の門』)
私は、戦後生まれですが、これを見て、人間として
こういう思いは、したくないなぁ~。と心から思いました。
また、いつか機会があったら、北海道の稚内公園に行って
『氷雪の門』を見てみたいなぁ~。と思っています。
監督さんは、村山三男さんで、美術は木村威夫さんです。
美術では 特に、少ない資料の中から樺太の町を作り上げた木村威夫の
美術は圧巻である。と解説にありましたが。
しばらく前 『黄金花』という映画を見ましたが、その監督さんが
木村威夫さんでした。(91歳で監督をされた映画でした。)
そうなんだぁ~。と思ってパンフレットを読んでいくと、
2010年に亡くなっておられました。
(スタッフと出演者たちが氷雪の門の前で)
映画を見ながら、ずい分泣いてしまいました。
悲しくて、辛い映画でしたが、戦争で亡くなられた方の
死を無駄にしてはいけないと強く思いました。
(今日の写真は、HPからお借りしました。)