キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

組曲虐殺

2009-10-31 04:12:11 | Weblog
昨日は、『組曲虐殺』の観劇で兵庫県立芸術文化センターへ、

12時30分開場で、1時からの開演でした。






(紹介のパンフレット)






鳳駅から58分で『西宮北口』に到着。

12時45分に阪急中ホールに。

まず、『プログラム』を購入。

席に着くとすぐに始まりました。




(白い表紙のプログラム)




『組曲虐殺』は、小林多喜二の短い生涯を

描いています。

この作品は、こまつ座&ホリプロの公演です。

(作・・・井上ひさし  演出・・・栗山民也

 井上さんの作というのにひかれて・・・。)







(多喜二は、29年と4ヶ月しか生きることが
 
 許されませんでした。)






やはり、井上作品は、面白いですねぇ~。

最初に送られてきたパンフレットには、

《彼は、死体となって戻ってきた。

コメカミの皮が剥ぎ取られている。

頬には錐で突き刺された穴がある。





   ~ 中略 ~ 






この変色は、弓の折れか棍棒でメッタ打ちに

撲りつけられてできた内出血のあとです。錐を突き立てた

ような傷あとが二十近くもありますが、これらは畳屋で使う

針を突き刺して抉ったものでしょう。》

とありましたので、

きっと暗い感じの劇になるんだろうなぁ~。と

思って行ったのですが・・・。






(多喜二は、プロレタリア文学のリーダー格)



さにあらず、『笑いと涙の音楽劇』の通り

観客席からは、何度も笑いが起こっていました。



音楽は、世界的なジャズピアニストの

小曽根真さんが。

劇中ずっと舞台の左上にいてピアノを演奏されていました。





(舞台稽古のスナップが何枚も。)




でも、でも ピストルを打った時に

お花がパッと出たのは、いただけませんでしたねぇ~。

笑いを通り越して、馬鹿馬鹿しかったです。

(少し軽すぎる感じがしました。そして、小林多喜二さんに

 何故か悪いような気がしました。)

劇場を出た後、劇の内容に反して、スッキリ感がありました。

それが、井上ひさしさんの技なのでしょう!!






でも、でも小林多喜二が生きた時代やその時代の生き辛さは

認識していかないと・・・。と


そんな思いを胸に家路に着きました。



コメント
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