キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

そして父になる

2013-10-19 09:19:35 | Weblog
10月10日(木)3時15分から始まりました。

アリオの4階TOHOシネマで観賞。


リハビリも兼ね、家から自分一人で歩いて行きました。

(と言っても7分くらいで着きましたが。)








(記念に買い求めたパンフレット、ちょっと寂しそう・・・。)







よかったですねぇ~。

俳優さんの演技がとてもナチュラルです。

リリー・フランキーさんの家は少し歩けばありそうな・・・。

そんな自然さがありました。









(いつも元気な尾野真千子さん、このシネマでは夫に従う賢い大人しい主婦に。)


 



でも、でもストーリーの内容は滅多にないような・・・。

そこを今にありそうな現実のように上手く構成されています。




福山雅治さん、都会のエリートサラリーマンがぴったり。

優しそうで冷たそうな目がいいですねぇ~。

そして、とっても動きがスマート。






私はこのタイプの方は、あまり好感が持てなかったのですが、

今回いいなぁ~、と思いました。









(リリー・フランキーさん。イラスト、デザイン、文筆、写真、作詞、

 作曲、俳優などオールマイティの方。名前だけ見たら外人かと思って

 しまいました。)













赤ちゃんの取り違え事件を是枝監督が現代風に脚本しました。

(この映画が製作されるきっかけは、福山さんが是枝監督に

 一緒に仕事がしたいですねぇ~。のような℡を入れたことから

 実現したようです。福山さんもすごい自信家ですね。)











(真木よう子さん、はまり役でしたねぇ~。)








途中アッと驚く真実も。





赤ちゃんの取り違えでは、ほとんどは血を選んで実の子と交換するそうですが、

この映画では???






6年間育てた我が子が実は血の繋がった子どもではなかった。

これは、取り返しのつかない事実です。

私たちは、取り返しのつかないことを背負って生きて

いるんだなぁ~。とこの映画を観て思ってしまいました。










(切なくて、いっぱい泣いて、何回もクスッと笑ちゃいました。)






取り返しのつかないことは、「後悔」「傷」「罪」「喪失」

という形をとりながら、私たちをさまざまに苦しめます。





ずい分重い荷物です。肩の肉に食い込み、背骨を軋ませます。

それを捨て去ってしまえば、とっても楽なのに。




けれど、その重荷が背中から胸に回る、奇跡のような瞬間があります。

すると、取り返しのつかないことが、「やり直しの利かない唯一無二」の

ものだからこそ、「かけがえのないこと」に変わります。











(チビッコの役作りも無理がなく自然な感じで。)







背中にあったときはあれほど辛かった重荷なのに、せつなさや悲しみは

なにも変わっていないのに、胸に回ったときは、抱きしめたくなる。

そんな時があります。

(パンフレットの重松清さんのインタビューから)





さすが、作家さんの言葉ですねぇ~。

ちょっと難しいけれど、よく分かる気がします。









(二組の両親と子どもたち)








観終わってから2~3日は、そのことばかり考えていました。

次は「おしん」を観たいなぁ~。

「ダイアナも観たい」

と言ったら二男にクスッと笑われてしまいました。





コメント
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