キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

焼き場に立つ少年

2020-08-12 12:15:02 | Weblog
8月8日(土)に何げなくTVをつけると

見覚えのある写真が目に飛び込んできました。

そうです。

「焼き場に立つ少年」 の写真です。







(どんな思いで。)






(原爆で死んだ弟を背負っています。)





以前、この写真に出会ったのは、

「夏の雲は忘れない」 という題で 原爆の体験記の朗読を

聞きに行った時です。






(女優さんが原爆の体験記を朗読するというもの。)



そうなんだぁ~。

もう10年も前になるんだ!!





その1枚の写真が胸に刺さり買い求めた本が

「トランクの中の日本」 です。







(この本を開くと色々考えさせられて。)





(本の1ページにある写真。)




何年か前、ローマ法王がこの写真にコメントを寄せられたことに

よって、注目されることになりました。







(この写真を撮ったカメラマンと少年。)




背負われた弟は死んでいて、その弟の焼く順番を少年は気をつけの

姿勢のままで待っています。



何とも辛い映像でした。




TVでは、色々な方法でこの少年を探し求めるのですが

見つけることはできませんでした。



そう言えば、2~3年前にもどこかの番組で特集していたような・・・。

結論としては、亡くなったのではないか?

と結んでいた気がします。



同じ立場で原爆孤児となり、親戚中をたらい回しにされ、あまりの酷い扱いに

そこを逃げ出し、最終的には私立の養護施設で成長した老齢の男性が

インタビューに答えれおられました。






(丁寧に創られた番組でした。)





その辛くて、苦しい半生を聞きながら、涙が止まりませんでした。

でも、何故か生きる勇気が胸に湧いてくるのが不思議でした。




吉永小百合さんが、ある番組で

「平和は祈るものであると思っていたけれど、

 つくり上げていくものなんだ。」

とおっしゃっていたのが印象的でした。


どんな風につくり上げていくのか!!

私にとっても、とても難しい問題です!!



コメント
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