キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

「なぜ生きる」を読んで

2021-10-04 19:25:02 | Weblog

9月に読了。

新聞の広告を見て、題名に惹かれて読んでみようと。

なかなか難しい本でした。

漢字には、すべて読み仮名がふってあり、文字もそれなりに

大きくて、一見読みやすそうですが、さにあらず!!

読み終えるのにかなりの日数がかかりました。

(親鸞の教えについて多くを語っています。)

 

 

 

(「なぜ生きる」より「なぜ生きなければならないのか?」

 と時々思う。)

 

 

 

「なぜ生きる?」は、人にとっての永遠のテーマですね。

読み進むにつれて親鸞の教えを説く宗教書であると分かりました。

 

 

印象に残ったその一つ(これは、宗教用語ではなくて、経済学用語らしい。)

「限界効用逓減(ていげん)の法則」 というのを納得しながら読んで。

※ 「限界効用」とは・・・持っている財(モノやサービス)が一単位増えた時、

満足度の程度がどれほど増えるかを表す数値をいう。

※ 持っている量が増えるにしたがい、限界効用が小さくなっていくことの性質を

「限界効用逓減の法則」という。

 

 

 

(私は ただ今、迷ってばかり。誰か道を切り開いてくれるような

 教えがほしい、と。でも読書で救われることも多い最近です。)

 

 

 

例えば、喉が渇いた時にコーラを飲めば「スカッとさわやか」と快感を覚えます。

しかし、その気持ちよさも束の間でもう一口また一口、と次第に渇きが癒されるに

つれ、爽快感は減退します。渇きが減ってゆく過程だけが美味しいと感じられる

のです。百パーセント「渇き」がなくなってからのコーラは、逆に苦しいものと

なるでしょう。痒いところを掻いている快感が、やがて痛くなるのと同じです。

不満がなくなると苦痛に変わる。これは「限界効用逓減の法則」と名づけられて

色々な場面で見られる現象です。

(ミクロ経済学では、れっきとして成り立っている法則らしい。)

何故か、ここのところが心に残って。

 

 

 

(小休止のためでしょうか?所々に桜のフォトが。)

 

 

 

そのほかにメモしたノートを見ると

※ 仕事は人生の目的を達成する手段、実際は生きるための苦闘。

※ 愛は「心の底にしみとおる幸福ではあるが、あらゆるものを破壊する

  不幸ともなりかねない。」(ヒルティ=スイスの哲学者)

※ 幸福というものが、同時に不幸の源になっている。これもさだめなので

  あろうか。」(若きウェテルの悩みより)

※ 「幸せなのは夢を追う過程、達成すると色あせる。」

※ 人間の奥底には、生きる意味を「死に物狂い」で知りたがる願望が

  激しく鳴り響いている。(カミュ)

 

 

 

(高森顕徹先生、浄土真宗親鸞会会長 とあります。)

 

 

※ 「なんと生きるとは素晴らしいことなのか!!」・・・生きる目標

   (生きるとはいいこと。)

  「生きるとは、無上の幸せになるためである。」・・・人生の目的 

  『人生の目的』と『生きがい・目標』は違う、と。

(ここのところが、いまいち理解できなくて・・・。)

※ 「人間に生まれてよかった!」という生命の歓喜を得ることこそが

  人生の究極の目的。

とノートに記してありました。

私には、まだまだ理解できないことも多く、途中でギブアップしそうに

なることも。

でも、まぁ~、どうにか読み終えて、ちょっとうれしかったで~す。

 

コメント
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