日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2011年5月15日 第20回記念 東京マスターズ混成五種競技大会 参加記録③200m

2011-05-17 23:41:11 | マスターズ陸上(オス)

2種を終えてすでに体は消耗状態。
2年前、初めて五種競技に参加したときは以外に体力を使わないものだと
高をくくっていたのだけれど、最近はずいぶん変わった。
それもこれも投擲に熱を入れ始めたからなのだと思う。
最初は、800グラムのヤリを前に投げ出すだけで精一杯。下手をすると
後ろで地面についてしまうのをおっとっと、と扱ってました。
それが今は、助走してステップを切り、大きく後ろに腕を引くと、
足を踏ん張り弓なりになる・・・と全身を使いまくるのです。
エネルギーの消費量が断然増えたのだと思います。


ふらふらと向かい第2コーナー。
短距離用のアシックスサイバーレイに履き替えて、少しはダッシュ練習を
してみます。
でも、痛む腰のせいでクラウチングは決まらず、
張ったハムストリングのため蹴りだしが怖い。
こんなんでスタートできるやろうかと気弱にもなります。
ただ心強いのは、KAZさんが叫ぶ「今日は、スタートからゴールまで追い風だ」
といううまい斜め風。体を押してくれるのを待ちましょう。

私は3コース、カーブワークは結構練習してきたつもりです。
ブロックあわせ、前足一足半、後ろ足一足半。位置について・・・あれれ・・
半年振りのブロックは、左右の前後を逆にしていました。
右を前に持っていくのがスタイルなのに、なぜかブロックは左が前にセットして
あります。なんでこんなことを間違えるのだろうとやや焦りますが、
そこは年の功でしょう。何とかなるやであきらめて位置につきます。

あ、スタートについてひとつ報告です。
日本陸連の規定にあわせて、マスターズでも今年からは
「オンユアマーク セット」と英語でスタートコールがなされます。
微笑ましい。
私にはこちらのリズムのほうがいいのでしょうか、
号砲と同時に飛び出しはうまくいき、低い姿勢もキープできます。
アウトコースの人をカーブ途中で追い抜き、
その奥5コースと6コースを走るSのさん、KAZさんを追いかけます。
コーナー走をしながら、肩を内側にいれ、頭は水平に保つように努め、
ややアウトにふくらみ気味になる足をとどめて直線に入ると、
どうやらトップに立ったようです。

調子がよければ、ここでスピードに乗ったフロー感を得られますが、
今日は息が荒くなるばかり。体を腹筋で立てるような浮いた走りが
できるわけもありません。
後ろからの足音におびえながら、大きく腕を振ってゴールへ。
なんとか最初に飛び込みました。

200m 25秒21
ただし追い風3.6メートル。
M45参加者で最高の758点を獲得し1866点。
244点差に開きました。

2011年5月17日 大会2日目からの体メインテナンス

2011-05-17 09:17:27 | ふさおまき(オス)日記

5種競技は全身運動です。
昨日は、足の指先から頭のてっぺんまでといってもいいほど、全身筋肉痛でした。
頭を前に倒してもいててて・・何に使っていたんだか。

そのようなわけで、月曜日朝はストレッチだけでしたが、
もっとも痛くて歩くのすら気になっていた右足首アキレス腱周辺の痛みもましになり、
張りを感じながらもストレッチはできるくらいになってきました。

早起きもできたので、今朝は代々木公園へでかけて、
空気をいっぱい吸って全身に酸素を回しながらラジオ体操、
足を腸腰筋から振り子のように振るストレッチをしてから、
軽く土の上をJOGです。
ほとんどのランナーに抜かされる、一瞬地面から両脚が浮く時間があるというだけの
ゆっくりした走り方で1.2キロほど。アキレス腱を伸縮させないこうした走り方では
このくらいでも十分に体全体を使います。アキレス腱の反射運動がつかえると、
なんと効率的なのかと、怪我をしているときは体の正常な機能に感謝を深めるもの
です。

血液が全身に回ると、暖かくなると同時に痛みも持ち去ってくれます。
もう少しストレッチをしようという気にもなり、
いわゆる動的ストレッチ、というのを4種類しておきました。
歩く動作をしながら、全屈して手をつま先につけたり、股関節を前後に伸ばしたり、
回旋させたり振り上げたりします。
ああ、ほぐれていく実感。

明日は、ベテランランナーと織田で練習の予定。
何とか走れる体には戻すことができそうで、
今日も気分良く会社に出かけることができます。





2011年5月15日 第20回記念 東京マスターズ混成五種競技大会 参加記録 ②やり投げ

2011-05-17 00:19:27 | マスターズ陸上(オス)
11時40分 第2種目 やり投げ

ものを投げるのは嫌いではない。
小学生の頃は野球少年だった。ただし、遠投が得意というより、
ピッチャー志望の速球派だった。
しかるに、ヤリである。
エイやと投げ出し、穂先が着地した距離の遠さを旨とする。
私の肩はガラスである。それなりに早くも回転はするが、
強く力を加えると、高校の頃でも肉離れのような状態になった。
ちなみにバレーボールのスパイクをうっても、
まっすぐ飛ぶ球は相手コートに人の手に当たることに突き刺さったが、
次の体育の時間が来るのが憂鬱になるほど、肩の痛みに悩まされたものだ。
話が一向に進まない。
いかに不得意かということを書きたいらしい。

50歳になるまで、ヤリは800グラムのものを持つ。
私の弱い肩筋肉には100グラムほど余分の重量だ。
幅跳びが終わって、短いピンのスパイクを持って投擲場所に
集合したのは11時10分ごろ。
砂場を前にするより、芝生を舞台にするほうが心地いいのは
スロワーもゴルファーも同じなのだろうか。
参加選手の表情も最初より和やかな気がする。
TさんやKAZさんともしばらく投擲談義。
私も含め投擲暦は2年、最初は20メートルに毛が生えた程度の位置に
穂先は刺さった。
いまは3人とも30Mは超え、35に達すればうれしく、
時にはそれ以上も行くというレベルに来ている。
スーパー村上選手の80メートル世界は想像すべくもないけれど、
2年も投げていれば何が悪いかは少しづつわかってくる。
まず、助走が投擲パワーに変換できない。
足と腕が協調しない。
そして、腕を振るスピードが遅い。
重さに耐え切れないというのか、どうしても腕が縮んだようになり、
弧の半径が短くなってしまうのだ。

自分の体が弓になる。
イメージはそこにある。
まっすぐ遠く後ろに引いた矢。
引き絞った腕を緩めると、糸=体が勇んで反発し、
やりに前方への強く早い力が加わる。
今回は、その一連の弓的イメージを実現するリズムを、四国は鳴門の
大塚パークでやり練習をやったときに、掴み取った気がしていた。
クロスステップは必ず2歩でやめ、踏み込んだ足は踵からついて踏ん張る。
必ず2歩、というのは腕を後ろに引き、戻す瞬間を引き伸ばさないためだ。
2歩で弓なりに体をはじき返し、ほぼ同時に左脚全部を棒にして踏ん張るのだ。

一投目、あれ。
クロスステップを始めたところですぐに引くべき腕がワンテンポ遅れた。
こうなると足も遅れる。2.5歩。予定より半歩遅れて踏ん張り、
そうなると弓なりになる時間はすぎてしまった。
31mちょっと。

2投目。2ステップに成功。
踏ん張りも効いて、弾道は低いもののまっすぐ飛んでいくやり。
32メートル30まで記録をアップさせる。
ただ、投擲エリアの手前2メートルもあった。

3投目。助走にスピードを加える。
投げ出しの正確さを期して、静かにおくように投げるのではなく、
スピード助走から思い切ってクロスステップも早く刻んで
速さを加える。
早くなった下半身の動きに腕がついていかず、
腕の返しがワンテンポ遅れたのに伴い、
2歩半が2歩半+半というリズムを刻んだが、その直前修正には
どうにか対応した。
半歩分前に出たステップで、距離のマイナスを
減らし、スピードアップも飛距離を伸ばしてくれた。
34メートル44センチ。
447点で、種目3位。

2種目を終えた時点で1108点。
178点のアドバンテージ。