2種を終えてすでに体は消耗状態。
2年前、初めて五種競技に参加したときは以外に体力を使わないものだと
高をくくっていたのだけれど、最近はずいぶん変わった。
それもこれも投擲に熱を入れ始めたからなのだと思う。
最初は、800グラムのヤリを前に投げ出すだけで精一杯。下手をすると
後ろで地面についてしまうのをおっとっと、と扱ってました。
それが今は、助走してステップを切り、大きく後ろに腕を引くと、
足を踏ん張り弓なりになる・・・と全身を使いまくるのです。
エネルギーの消費量が断然増えたのだと思います。
ふらふらと向かい第2コーナー。
短距離用のアシックスサイバーレイに履き替えて、少しはダッシュ練習を
してみます。
でも、痛む腰のせいでクラウチングは決まらず、
張ったハムストリングのため蹴りだしが怖い。
こんなんでスタートできるやろうかと気弱にもなります。
ただ心強いのは、KAZさんが叫ぶ「今日は、スタートからゴールまで追い風だ」
といううまい斜め風。体を押してくれるのを待ちましょう。
私は3コース、カーブワークは結構練習してきたつもりです。
ブロックあわせ、前足一足半、後ろ足一足半。位置について・・・あれれ・・
半年振りのブロックは、左右の前後を逆にしていました。
右を前に持っていくのがスタイルなのに、なぜかブロックは左が前にセットして
あります。なんでこんなことを間違えるのだろうとやや焦りますが、
そこは年の功でしょう。何とかなるやであきらめて位置につきます。
あ、スタートについてひとつ報告です。
日本陸連の規定にあわせて、マスターズでも今年からは
「オンユアマーク セット」と英語でスタートコールがなされます。
微笑ましい。
私にはこちらのリズムのほうがいいのでしょうか、
号砲と同時に飛び出しはうまくいき、低い姿勢もキープできます。
アウトコースの人をカーブ途中で追い抜き、
その奥5コースと6コースを走るSのさん、KAZさんを追いかけます。
コーナー走をしながら、肩を内側にいれ、頭は水平に保つように努め、
ややアウトにふくらみ気味になる足をとどめて直線に入ると、
どうやらトップに立ったようです。
調子がよければ、ここでスピードに乗ったフロー感を得られますが、
今日は息が荒くなるばかり。体を腹筋で立てるような浮いた走りが
できるわけもありません。
後ろからの足音におびえながら、大きく腕を振ってゴールへ。
なんとか最初に飛び込みました。
200m 25秒21
ただし追い風3.6メートル。
M45参加者で最高の758点を獲得し1866点。
244点差に開きました。