久しぶりにお目にかかります。
ぼく、ブースカです。
すこし怒っているように見えるかもしれません?
でも、本当は哀しいんです、青空を見上げて。
12月10日に、脚本家の市川森一さんが亡くなりました。
快獣ブースカ全52話の15作品を書いてくれた、いわば彼のお父さん。
特に「ブースカ月へ行く」がデビュー作だと聞いて、最後のドラマとなった「蝶々さん」まで
連綿と続いた、遠くの世界へのあこがれ、渇望、ひょっとして畏れを感じたりしています。
テレビ創世期から走り続けた、何人もの脚本家のなかでも、
ことにリアルを生きるための夢を傍らに潜ませてくれる、暖かい方でした。
早い旅立ちを、心から寂しく思っております。