土曜日のトラックダッシュで、足首とふくらはぎと腰の左右両端に張りがあります。
走る練習はとりやめて、山へいきます。
ただ思い立ったのが、青空を見上げてその気になった9時30分。
これじゃあ、新宿の箱館山かなあ、と笑ったのですが、ここは高尾山へ頑張っちゃおうと
走ることにしました。あ、やはり走ってる?
着替えて雨道具だけリュックに放り込んで出発。
でも、彼女にはもう一つ大きな目的がありました。それが先週の日曜日に石井スポーツで勝ったニューシューズ。
初めて買うAKUの中級トレッキングシューズです。底がしっかりしていて、もちろんアイゼンも装着できます。
でも、次の友達との山行は、海外旅行から帰った翌日と決まっているそうで、
ほっておけば、いきなりニューシューズを履かねばなりません。
友人に迷惑をかけるわけにいかんでしょう、試し履き登山が今日の高尾山行きなのです。
11時20分、京王高尾山口につき、まずはしっかり靴ひもを締めます。
さすがにこの時間だと登り始める人もそれほど多くはなく、いても皆さんロープウェーやリフトに向かいます。
登山道に向かうのはわずかです。
11時30分、稲荷山登山道に入り、ミズナラやサクラなど広葉樹の木漏れ日に優しい気分をもらいつつ、
昨日の大雨でぬかるむ道を慎重に選びます。
彼女の新しい靴は軽快そのもの。グリップも良さそうで、本当に走ってます。
どんどん他の登山者を抜かし、大柄の外国人カップルと抜きつ抜かれつ・・
くつがぴったりだと体動きますね、よかったよかった。
ちょうど一時間で山頂に到着。
紅葉の季節ほどは混み合っていませんが、それでもにぎやかに昼食やちょっといっぱいに
歓声が上がっています。
が、私たちは富士山が見えないのだけを確かめるとすぐに下山を開始します。
今日は弁当もおにぎりさえ買っていません。
実は、高尾名物とろろ蕎麦を食べてそのまま下り、16時にテレビ中継が始まる
陸上日本選手権を見ようというプランなのです。
蕎麦は、まあ蕎麦っぽくポロソポロソ、噛み応えがあります。甘い付け汁にも、
とろろにも負けません。山ノ茶屋ならではの素朴な味わいですね。
ありがたくごちそうさまをして、天狗様や六根清浄の石碑などを拝みながら、
掟破りのリフト下山で楽ちんして、休日思いつき高尾を満喫したのでした。