送別会で遅く帰った昨晩、食卓には北海道からの届け物ありとの不在連絡票がありました。
荷主の名前を見て、思わず頬が緩みます。
札幌の懐かしい友人です。
そしてこの季節といえば、そう、アスパラガスに違いありません。
今朝起きるやいなやクロネコさんに電話すると、9時過ぎには持ってきてくれました。
箱には喜茂別の文字と、「アスパラガス」!
やったー、彼女と小躍りしながら封を切ると、
たくましい姿のグリーンと、土の下の女王ホワイトが、合計50本近く入っていました。
アスパラは時間勝負。すぐに湯を沸かして、
ホワイトは3分火を通して余熱で寝かせます。
グリーンは1分45秒茹でて冷水にとり色止め、はいできあがり。
記念写真の後に、ほくほくしたままかぶりつきます。
ジュわっとあふれる甘みと香りが口いっぱいに広がります。
これぞ北の大地の恵み。
雪解けの春一番に精一杯の成長を遂げて、
その身を私たちに委ねてくれるのです。
うまいなあ、ポリ、いい歯触りだな、パリッ。
瞬く間に4本平らげました。
今日は出勤が早く、湯がいている最中に出かけてしまった彼女に、
窓からアスパラと共に手を振って笑顔をふりまく幸せな朝となりました。
ありがとう、北の良き友。
いつも私たちのことを気にかけてくれて、それだけでも嬉しいのに
こんな美味しい物を。
ああ、北海道に行きたい、行きたい!