第11回渋谷区陸上競技会の一日目は味の素スタジアム西競技場で開催されました。
気温は36.5度まで上がり、選手も観客もぐったりです。
そう、今日は観客が多い!何故かと言えば、「兼 第7回渋谷区ジュニア陸上競技大会」ということで
小学生、中学生も学校単位で参加するので、父兄がいっぱいなのです。
完成1年あまりのこの競技場は、補助競技場と言うにはかなり贅沢な施設を持っています。
庇はなくてもメインスタンドは椅子付きで、他の3方面にも芝生の土手になっていて
多くの学校がテントを広げています。
更衣室には100円ロッカー、無料シャワーがあり、しかもクーラー付き!
学校やクラブで来ている選手は、「教育的配慮」で出入りしませんが、
個人選手はいざとなれば照りつける太陽から逃げ込むことができます。
そのうえ、ミストシャワーが付いた扇風機という初お目見えのグッズが選手の集まるあちこちに
設置されているのも高評価、ならばわたしの記録も、と期待が自分の中では高まりながら、
12時35分の成人男子100m全16組中11組3コースでの出番を待ちます。
わたしの走った11組は、20代に見える社会人1人、大学生1人、高校生4人、そしてわたしの7人です。
セットから号砲までがやや短いスターターにもタイミングがあって、悪くない飛び出しができました。
低い姿勢を30m付近まで保つのも上手くいき、ビックアップ、さあ足の回転を早めよう、
とギアチェンジを試みますが、ここで上手く乗れませんでした。
筋力不足かな・・タータンの表面からの反発に膝がくじけています。
レスポンスがわずかながら遅れるのがもどかしい。前を行く大学生は背中が小さくなり、
スタートではかわした右レーンから、高校生に追いまくられます。
力んで空回りよりはましだったのでしょう、フローティング感覚で最後の10mもひどい減速はなく、
組の中ではちょうど真ん中の順位でした。
とはいえ、記録は12秒57(追い風0.5m)、一般参加104人中82位でありました。
体の仕上がりから言えば、先日の茨城で12秒40が出たときより良かったはずなので、
ここは36度を越す酷暑が、耐熱性を持たない48歳の筋肉をゆるめてしまったせいにしておきましょう。
来週の関東マスターズ前には、今週のように酷暑の400mや200m×3本をやるよりも、
スピーディーな動きを研ぎ澄ます練習にすることにします。
続いて走り幅跳びも一般男子で15名の参加。
相手は高校生が1人、クラブチームが数人、大部分は大学生です。
結論から言えば、14人のいいジャンプを見せてもらいました。
つまりわたしは15人中15位・・・最下位は久々です。
5m44㎝だから仕方ないといえばそうなのですが、
こちらは100mよりやや傷が深いでしょうか。
府中の練習でも5m70近く行っていたのに、どうも2ヶ月前の悩みに戻っています。
つまり踏み切りはジャストで板にのり、ポーンと上には上がるけれど、
そのまま落下、滞空時間ほどには距離がでないという結果です。
3回の跳躍が全てそうでしたから、悩みが深い。
練習ではできていたはずの、踏み切りと同時に体を立てて腕で起こし回転に反力を与え、
滑り込むような着地をする・・・ことが全然できませんでした。
短助走での踏み切り練習をもっとやらないと、わたしのリズム感がない腕と足は
空中フォームをすぐに忘れてしまいます。
ところで、幅跳びの試技が2回目に入ったところで、
強烈な夕立に見舞われました。
あれよあれよと黒雲が覆い、雷鳴がとどろきます。
競技は全ていったん中止となり、上がるのを待ちました。
40分ほど、きっとやむだろうと誰もが信じて
階段の下で15人が静かに息を潜めているという、不思議な時間を過ごしました。
そんな意味でも記憶に残りますし、
やはり渋谷区大会ということで、受付の心優しきH様に始まり、
渋谷区中年陸上チームの監督U氏、リレーの黄金(?)3走H吉さんほか、
N会長やS理事長にも暖かい声援をいただき、
忘れがたい一戦となったのでした。
それにしても、これで来週のいきなり三段跳びデビューは大丈夫なのでしょうか?
※今日の大会記録はもうHPに掲載されてます。