恒例となってきた年の締めくくり京都旅行。
今年も仕事が終わった翌朝早くに、眠いけれどわくわくしながら
新幹線に飛び乗ります。
朝ごはんのお弁当は、ますます充実し、沢山ありすぎて迷いに迷う
東京駅構内のフードタウンで、「なすび亭」のオリジナル駅弁を2人でつつきます。
親子丼950円。バーニャカウダとの組み合わせ努力がなかせます。
食べた後に9合目くらいに雪がかぶった富士山を見て意識をなくして
午前中に京都に着きます。巨大な荷物をウェスウティンの出先オフィスで預けて
近鉄線に乗り換えます。
奈良行きの急行は、いやにロマンあふれるシートで人間工学基づき型
のすわり心地が抜群で、一駅しか乗らないのが残念なほど。
丹波橋で京阪線に乗り換え、中書島で下車します。
目指すのは・・・
こちら。歴史の舞台です。
宇治川に通じる運河は、その先に太平洋を見るわけです。
四国は土佐に通じる海の道。
そう、龍馬の史跡を訪ねる伏見の港。
酒蔵が立ち並ぶ京都でも、経済の中心となった場所。
景観を楽しみ、おみくじで「凶」をひいてしまった既述現場リポートのような年末気分を
味わった後に、あの寺田屋へ出かけたのです。
「龍馬伝」と「仁」の余韻もあるのかもしれませんが、多くの人がこの今となっては
小さな宿の、当時の人の体躯がそれほど大きくは無かっただろう事を想像させる
鴨居の低さなどを目にしつつ、階段を登り、お龍さんが龍馬に急を知らせた
五右衛門風呂、
寺田屋事件の刀傷跡(伝)
で、龍馬を身近に感じ(児玉 清氏の筆により色紙あり)
歴史に思いを馳せていながら、時間がたつとお腹が減りました。
昼食候補を彼女が探していてくれて、そこは酒屋のなか。
河童の酒屋さん。
カッパッパ、ルッパッパ・・・で気がつく人も多いでしょう。
黄桜酒造のカッパギャラリー内のレストランは、伏見の水を使った
料理が、かなりの美味しさで供されます。
鳥のから揚げは、かしわ使いのうまさもあいまって750円とは思えない
迫力の味で、透明な味で輝く色合いの竈炊き京都こしひかりとともに大収穫。
京うどんは、出汁が薄味にもしっかりあって、九条ねぎと鴨が冬をみせてくれて
これもまた楽しい出来です。
お腹もいっぱいになり、この後は、年末に心とお腹を洗濯する旅程になりますが、
これを書いているのは12月30日の朝。
もう今日の「洗濯」に、奈良へ出かける時間となりました。
1日目の日記も途中にして、まずはこのあたりまで。
旅日記のお付き合いに感謝です。