まだまだ東京は夏の空を続けています。
織田フィールドは灼熱。
たまたまあいていた土曜日の午前中は、千葉の海岸ほどの混み具合です。
レーンにランナーが入れ子になって追突しそうになることもありません。
仕事もないので、ゆっくりとウォーミングアップから入ります。
入念にするということは、体とよく対話をすると言うこと。
ストレッチをするときも、型を気にするだけではなく、
筋肉の何処が張って、どの角度にすると痛みが出たりするのかを
確認していきます。
両足首と、左ハムストリングに、解決が難しい炎症あり・・という自己診断。
さらに時間をかけて準備します。
20分くらいしてSコーチが登場、3週間ぶりです。
体調を壊していたというのが嘘だと思うくらいに結構元気そうです。
さすが元陸上選手の鍛え方は違うのでしょう。
さっそく流しから。
アップシューズで110m×3本。
しかし一本目が自分でも落ち込むくらいに、膝が曲がりからだが沈み、思い走りになっています。
くらい思いでコーチの顔色をうかがうと、とくに叱咤を受けるわけではなく、
「ちょっとドリルを入れましょうか」
ということで、蹴り上げを意識したドリル、そして地面をたたくドリル、さらに小刻み走を
2回ずつ練習します。
そして流しの2本目。
すると、体が浮いてきました。これは神経の供応性なんでしょうね。
速い動きに体が慣れないと、どうしても調整時間が生じてしまい、
膝が曲がったり腰が前に傾いたりしてしまうようなのです。
それの補正を、ドリルという形で実現していくのがコーチの腕前、感心します。
3本目は、逆に自分がもっともっと早く走れるはずだというもどかしさを感じる程まで、
足が振れてきました。
ちょっと休憩して、次はスパイクを履いての流し。
110m×3本。
最後は、スタートダッシュ。
30m×3本。
ここに来て、左ハムの炎症が騒ぎ出しました。
ダッシュの負荷は、流しとは比較にならない強さがあります。
ドンと伸ばしたところで、左太もも裏がぴーんと張りました。
その結果、スタートが右に左にとふらついてしまいます。
ストレッチを入れて大事にしながら、2歩目の着地位置をすこし外にずらしたりして
バランスも取り直しました。
では終わり・・・にはならないのがいつものこと。
120m快調走。
スピードにこだわらず、と言われたのですが、スタートダッシュをした後には
どうしても動きが速く強くなってまして、結構な力みがある走りになりました。
するとさらにもう一本追加です。
50mを40%で本当に気持ちよく走って、最後はゴールの雪崩れ込み姿勢をとるというもの。
実はフィニッシュ動作はこれまで練習したことがありません。
ゆっくり走り出し、コーチの合図で両手を後ろに引き、つんのめるくらいに前傾すると、
あれれ、スピードがアップ。確かに雪崩れ込みます。
おもしろーい。
明日の府中陸上記録会で試してみることにしましょう。
まだまだ練習する余地の多い100m、明日は12秒50を切るのが目標です。