高速道路でSAはサービスエリア、PAはパーキングエリアと言います。SAのほうが大がかりで、レストランやガソリンスタンドなどがある。中にはドッグランがあったりする。一方、PAは駐車場も狭く、トイレとコンビニと自販機がある程度。
これは前置きで、今日書こうとしているのはCAです。
子どもたちがシーエー、シーエーというのがなんのことかわからなかった。どうも文脈からしてスチュワーデスのことらしい。
最近はスチュワーデスをシーエーというんですね。キャビンアテンダントの略。ただし、キャビンアテンダントは和製英語で、英語ではフライトアテンダント、日本語だと客室乗務員だそうです。
調べてみると、1999年の男女雇用機会均等法やジェンダーフリーの考え方の影響で、男女差を表す職業名が排斥され、スチュワーデスという呼称を避けるようになったんだそうですね。ちょうどソウルに駐在中で、その話題を知りませんでした。
看護婦を看護師に言い換えたのと同様の理由だそうです。なお、かんごしの場合、看護士と書くと男性を表すので、看護師と書くのが正しいというからややこしい。弁護士や会計士なんかもだめなんでしょうか。
1994年発行の三省堂国語辞典第4版には、キャビンアテンダントも客室乗務員もフライトアテンダントも出ていない。スチュワーデスをひくと、「エアホステス」という言い換え語がありました。
それが2008年の第6版になると、
スチュワーデス 旅客機の女性客室乗務員[今はキャビンアテンダントなどと言う]
となっています。
キャビンアテンダントのほうには「旅客機の客室乗務員。フライトアテンダント。CA」とある。エアホステスは消えました。「ホステス」は女性を示すから言い換えの意味がないし、なんとなく風俗っぽいからでしょうか。
私にはスチュワーデスという言葉になんら問題があるとは思えないのですが、この言葉に不快感をもつ人がいるんでしょうか。客室乗務員はなんか颯爽とした感じがないし、CAはドライブインみたいで馴染めない。キャビンアテンダントもフライトアテンダントも長すぎる。いずれ「キャビアテ」とか「フラアテ」なんていう略語が普及するんですかね。
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