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写真:帝京大学病院(板橋区)
妻の通院に同行しました。
6年前にクモ膜下出血で倒れた妻は、手術、リハビリの経過が良好で、今は車の運転を除いて、従来通りの生活をしています。
それでも、1年に1回は主治医(執刀医)に経過を見てもらっています。通常、MRIを撮ってから問診となるはずですが、昨年より、いきなりMRIを撮るのが禁止されたそうで、とりあえず問診だけ行い「MRIが必要だ」という判断のもと、あらためてMRIの予約をとることになります。
先生「その後、どうですか? 1年前と、何か違いはありますか」
妻「普通に生活しています。とくに変わったことはないです」
私「週二回テニスをしたり、そのほかの習い事もしてます」
先生「それはよかった。血圧は計ってますか?」
妻「いいえ。血圧計は買ってあるんですけど、続かなくて」
先生「毎日計って記録しておくと、面白いですよ」
同じことを毎年言われるのに、やっていない。
私「やっぱり、血圧が高いとよくないんですか」
先生「高血圧が続くと、血管の老化が進むんです。そうするといろんな病気に原因になるから」
私「食生活を注意しないといけないんですか」
先生「食生活ではなかなか下がりません。薬を飲むのが確実です」
妻も私も、定期的に飲む薬というのはありません。薬は飲まないに越したことはない、と思っていましたが、そうでもないようです。
今回はMRIの予約をとるだけだったので、話すことがあまりない。車で1時間半もかけてやってきたので、もったいない気がしていろいろ聞いてみました。
私「先生は、いまも執刀してるんですか」
先生「いや、最近はあまり。カテーテルのほうはしますけど」
私はカテーテル手術のことを聞いたのですが、開頭手術は「執刀」でも、カテーテルは「執刀」とは言わないのかも。刀(メス)を使いませんからね。
先生「カテーテルは機械もどんどん進歩して、できる人も増えました」
6年前、この先生はカテーテル手術で第一人者だったようなのです。いい先生に当たってラッキーでした。
私「大阪のお寿司屋さんの板前で、クモ膜下出血で倒れたのに、3週間で仕事に復帰した人がいるんですけど、そんなこともあるんですね」
先生「それは超軽症だったんでしょう。軽症の場合、10人に8人はよくなります」
妻(私に)「別のお友達は重かったよね」
私「私の大学の同級生は、4年前にやっぱりクモ膜下出血で倒れて、今も意識不明のまま療養中と聞きました。コロナの間は家族も面会できなかったらしい」
先生「重症の場合、社会復帰できるのは2割ぐらいです」
私「妻のケースは、どのレベルだったんですか」
先生「中ぐらいですね」
私は3か月のリハビリの後、日常生活に復帰できた妻を「軽症」だと思っていましたが、実は「中症」だったのでした。
結局、MRIはけっこう込んでいて、予約できたのは年末でした。
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