犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国式刺身屋

2012-12-28 23:50:00 | 日々の暮らし(帰任以後、~2015.4)

 年末二回目の忘年会は新大久保でした。

 妻がソウル在住時代の友達といっしょに行って、良かったので紹介してくれた刺し身の店。韓国そのままの味、雰囲気、値段だそうです。

「コゲマウル」というのでネットで検索しても出ない。それらしき店に「ジンコゲ」というのがありました。店の名前が変わったのでしょうか。しかし、食べログで見てもほとんど内容がなく、詳細不明です。

 どんな店か不安だし、もしかしたらつぶれてるかもしれないので、二日前に予約を兼ねて下見に行きました。

大久保ジンコゲ

 新大久保から大久保通りを10分ぐらい歩いて、左の路地を入ります。暗い。住宅街で店らしきものがまったくない小道です。遠くのほうにネオンが一つだけ小さく見えるのが、ジンコゲでした。

 看板にはペダルチョンムン(出前専門)とあります。

(えっ、じゃあ店はやってないのか)

と思ったら、ちゃんとやっていました。韓国語で「専門」とは、「それだけやる」という意味ではなく、「それもある」程度のニュアンス。言葉の使い方も韓国式です。(→リンク

 年末だというのに客は一組(二人)のみ。
こぢんまりしたお店で、アジュンマもとても感じがよかったので、予約しました。

 当日はあいにく雨。駅から遠いし、寒い中店について、刺し身じゃあ不評を買いそうだったので、タクシーで乗りつけました。

 刺し身はタイ。八千円、一万円、一万二千円のコースがあり、アジュンマは7人だったら八千円を二つ頼めばちょうどいいと主張します。しかし、われわれは、寒いのでまずサムギョプサル(豚バラ肉の焼き肉)を頼むことに。ここは「刺し身専門」でさえなかったんですね。

 結局、一万二千円のコースを一つと、サムギョプサル3人前、全部で一万五千円。

(まあまあ安いな)

と、このときは思いました。

 セットに含まれているものは、キムチやナムルだけでなく、チヂミ、揚物、魚の辛味煮、ケーランチム(韓国式茶碗蒸し)、メウンタン(タイのアラで作った辛い鍋)…。食べきれないほど出るところも韓国式。

 メンバーには大酒飲みが揃っていた。ビールで始まり、マッコルリ(濁り酒)、チャミスル(焼酎)と進むにつれ、ペースもエスカレートしていきました。最初は一本ずつ追加していたチャミスルも、途中から二本単位になりました。チャミスルは一本900円です。

 終わってみれば総額3万円を越えていました。でもこれだけ飲み食いすればは仕方のない所でしょう。

 帰ってからもう一度ネットを調べると、歩りえこさんという旅行作家の取材記事がユーチューブにアップされていました。ご興味のある方はご覧ください。(→リンク


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