日本語学科を優秀な成績で卒業した女子職員から質問を受けました。
「友人から聞かれて答えられなかったんですけれど,日本語のことで質問してもいいですか」
「どうぞ」
「これ,どういう意味ですか」
メモを見ると「ごぬんごぬん」と書いてある。
「えっ,こんな日本語ないけど」
「私もいろいろ調べたんですけれどわからなくて」
「こんなの,調べる必要ないよ。日本語には存在しない表現です」(キッパリ)
「でも,ネットで検索したらたくさん出てくるんですけど…」
「えっ? そ,そんな…」
早速ヤフーで検索すると,確かにぞろぞろ出てくる。
ごぬん,ごぬんね,ごぬんなさい…
うーむ。私が日本を留守にしている間に増殖した表現のようだ。文脈からすると,「ごめん」という意味らしい。
平素,日本語の誤用,乱れ,変化といったものに寛容な立場をとっている私も,こりゃないんじゃないか,と思いました。
「確かに,ネットで使われている若者用語みたいね。「ごめん」をわざと書き間違えたものらしい」
「じゃ,俗語ということで」
「いや,俗語っていうほどしっかりした言葉じゃないと思うよ。少なくとも,外国人の初学者は覚えないほうがいい」
「はい,じゃあ友人にそう伝えます」
ここで思い出したのが
反省しる
これこれ。(→リンク)
教科書歪曲に抗議して日本の国会議事堂前でハンストを決行したものの,プラカードのひらがなを間違えてしまい,本人は大真面目なのに結局物笑いの種になったしまったかわいそうな韓国国会議員。
「ろ」と「る」
「わ」と「ね」
「め」と「ぬ」
の間違いは,韓国の看板にもよく見られる誤植。そこはかとない可笑しみがあって,思わずプッと吹き出してしまう。
もしかして,「ごぬん」という若者用語も,韓国を修学旅行などで訪れた日本の高校生あたりが,看板で見つけて,吹き出し,気に入り,帰国後ふざけて内輪で使い始めたのが,このように普及したのではないでしょうか。
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「友人から聞かれて答えられなかったんですけれど,日本語のことで質問してもいいですか」
「どうぞ」
「これ,どういう意味ですか」
メモを見ると「ごぬんごぬん」と書いてある。
「えっ,こんな日本語ないけど」
「私もいろいろ調べたんですけれどわからなくて」
「こんなの,調べる必要ないよ。日本語には存在しない表現です」(キッパリ)
「でも,ネットで検索したらたくさん出てくるんですけど…」
「えっ? そ,そんな…」
早速ヤフーで検索すると,確かにぞろぞろ出てくる。
ごぬん,ごぬんね,ごぬんなさい…
うーむ。私が日本を留守にしている間に増殖した表現のようだ。文脈からすると,「ごめん」という意味らしい。
平素,日本語の誤用,乱れ,変化といったものに寛容な立場をとっている私も,こりゃないんじゃないか,と思いました。
「確かに,ネットで使われている若者用語みたいね。「ごめん」をわざと書き間違えたものらしい」
「じゃ,俗語ということで」
「いや,俗語っていうほどしっかりした言葉じゃないと思うよ。少なくとも,外国人の初学者は覚えないほうがいい」
「はい,じゃあ友人にそう伝えます」
ここで思い出したのが
反省しる
これこれ。(→リンク)
教科書歪曲に抗議して日本の国会議事堂前でハンストを決行したものの,プラカードのひらがなを間違えてしまい,本人は大真面目なのに結局物笑いの種になったしまったかわいそうな韓国国会議員。
「ろ」と「る」
「わ」と「ね」
「め」と「ぬ」
の間違いは,韓国の看板にもよく見られる誤植。そこはかとない可笑しみがあって,思わずプッと吹き出してしまう。
もしかして,「ごぬん」という若者用語も,韓国を修学旅行などで訪れた日本の高校生あたりが,看板で見つけて,吹き出し,気に入り,帰国後ふざけて内輪で使い始めたのが,このように普及したのではないでしょうか。
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コメントありがとうございました。
命令形は使用頻度が少ないので、日本語教育の中ではなおざりにされているようです。
日本語は例外処理が多いです。