中国系ロマンス・投資詐欺の手口①

　昨年10月、見知らぬ女性からMessengerにメッセージが届きました。

　しばらく見過ごしていましたが、韓国出張中に気づき、開いてみました。



　私のことをFacebookで知ったようです。

（Facebook、登録だけしてほとんど使ってないんだけどなあ）

「千夏さん」のプロフィールを見てみると、名前は〇〇千夏、浦安市在住、某大手新聞社勤務となっています。

　共通の知人が１人います。この知人はかつての同僚で、10年以上前に退職、現在はインドネシア在住で、長らく連絡をとっていません。

（新聞記者なら、話してみても面白いかも）

「千夏さん」の Facebookは２年ほど前に開設されていました。プロフィール写真はなかなかの美人。（冒頭写真）

　年齢は明記されていませんが、20代後半といったところでしょう。投稿はほとんどなく、友達も数人。どこか観光地らしき風景と、料理の写真が数枚アップされていました。

「友達になることを申し込みました」とあったのに、友達申請は来ていない。

　出張中は忙しいので、帰国後に連絡することに。




「千夏さん」は新聞社で「文書編集の仕事」をしているんだそうです。私のほうは、帰国後まもなく、日本語教育能力検定試験を受けることなどを伝えました。



　まもなく「LINEで連絡を取り合いたい」というメッセージが。



（MessengerもLINEもたいして変わらないと思うけど…。「面白いことを共有」って何だ？）

　LINEのアドレスを教えると、早速LINEにメッセージが入りました。



（リラックスって、最近の若者の流行り言葉なのかな？）

「あなた」という言葉の使い方に多少違和感があり、全体的にどことなく不自然さを感じました。

（つづく）