ミャンマー語の授業が終わって、先生と雑談をしていました。
「仏教徒とイスラム教徒の衝突のニュースが、新聞に出ていましたね」
「そうなんですよ。私、イスラム教徒なんですけどね」
「えっ! そうなんですか?」
今まで私が会ったことのあるミャンマー人は、仏教徒とキリスト教徒。ムスリムは初めてです。
「先祖はパキスタンの出身です」
「今日勉強した例文に、
チャマ ウェッターヒン マ チャイプー(私は 豚肉のおかずが 好きじゃありません)
ていうのがありましたね。この「私」はイスラム教徒なんでしょうね」
「いえ、イスラム教徒なら、
チャマ ウェッターヒン マ サーブー(私は 豚肉のおかずを 食べません)
と言います。好きとか嫌いの問題じゃありませんから」
「…。ラマダンとか、あるんですよね」
「ええ、この前、終わりました。私は論文を二つ書かなくちゃならなかったんですが、それとラマダンが重なって、大変でした。この暑いのに、水も飲めないんですよ。8月8日にラマダンが終わったときは、たくさん食べました。」
(そうか!)
8月始めの、最初の授業のとき、マクドナルドで私は100円のアイスコーヒーを買ったのですが、先生は「私はいらない」といって固辞していました。100円を節約するなんて…と、そのときは思ったのですが、宗教上の理由だったということに、今、思い当たりました。
8月8日は、民主化運動の記念日。先生にとっては、ラマダン明けと重なって、二重に喜ばしい日だったかもしれません。
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インドシナ半島の宗教分布をみると、陸運よりも海運の方が昔は重要であり、人口の異動も海路が中心だったんだろうなと思わされますね。
ミャンマーについて知らないことが多く、その情報には新鮮さを感じます。
ちなみに、ミャンマーのイスラム少数民族が難民となってバングラディシュが難民受入れ国になっているのもネットの情報で知りました。
へー、へー、へーですね。
それで、じわじわと広がっていく、という面もあるんだと思います。