今年3月の聯合ニュースの記事(リンク)に、マンションでの犬の飼育に関する記事がでました。
それによると、韓国・京畿道にあるマンションが、管理規約で「ペットの散歩禁止」を定めたそうです。
マンションの案内板には、「ペット犬が、階段、廊下、エレベーター、公園、花壇、コミュニティ施設、駐車場、遊歩道など、マンションの共用部分に立ち入ったり、散歩したりすることはできない」と書かれている。
それだけでなく、マンションの敷地内に、殺鼠剤、油粕肥料、ヘビ避け薬剤、狂犬病のエサなどの毒物を置くということです。油粕肥料にはリジンという毒性物質が含まれ、流通・使用が規制されているもの。
これに違反すると、1回目は警告、2回目は5万ウォン(5千円)の罰金、特に子ども用公園やブックカフェなど一部の施設に、ペットが5~10m以内に近づくと、直ちに9万ウォンの罰金が課せられるとのこと。
ペットといっしょに移動するときは、子ども用公園、コミュニティ施設、遊歩道の通行は不可、ペットが外に出られないバッグ、ケージなどを使って、マンション出入口から車に乗せるなどして最短距離で移動しなければならない。
この案内板が出てから、住民らから賛否両論が巻き起こっています。
SNSでは、
「ここは北朝鮮かと、目を疑った」
「今年、いちばん当惑した掲示だ」
「そんな住民がいるアパートに誰が住むか」
「油粕肥料をばらまくというのが衝撃的」
「犬を飼うなということか」
「目の不自由な友だちはどうやって来たらいいのか」
などの批判内容が相次ぐとともに、
「犬は好きだけど、何人かの心ない飼い主のせいで、むしろ理解できる」
「飼い主たちの自覚を願う」
「共用の屋内スペースで犬を散歩させるのは迷惑だ。排便などは、いくら拭いても負担になる」
「民主社会では、じゅうぶんにありうる」
などの賛成意見もあったとか。
マンション側の説明は以下の通り。
「ペットを飼っている人と飼っていない人の間の紛争をなくし、快適な環境を作ろうという目的で、入居者の意見を聞いて投票で決めた。ペットの大小便などは、以前より問題になっていたが、改善されなかった」
「殺鼠剤はゴミ集配所の鼠を捕まえるためのもので、油粕肥料は花壇の手入れのために必要だ」
「今回の管理規約は昨年10月に入居者の過半数の同意を得、年初に城南市の承認を得て作ったもの」
「ペットをケージに入れて運べ、という部分は、イグアナ、ヘビ、カメなどを含んでおり、小型犬(10キロ未満)の場合も毛が抜け落ちないように、服、毛布、口輪を使って、飼い主が抱くか、移動用のバッグを使わなけらばならない」
「大型犬(25キロ以上)もやはり毛が抜けないように服などを着せ、口輪、リードを使って大人と一緒に移動しなければならず、盲導犬は動物保護法施行規則に基づいて、必ずカギのかかるケージを使わなければならない」
韓国の法律によると、集合住宅の管理規約で「ペットの飼育禁止」を謳うことはできないが、ペット(障害者補助犬を除く)の飼育によって入居者に被害が及ぶ場合は、管理規約で「行動制限」を行うことはできるそうです。
今回のケースは、「行動制限」をたくさん課して、事実上、ペットを飼えなくしたものでしょう。
韓国では、数年前からペットブームが起きていますが、飼い主のマナーの悪さは以前から問題になっていました。
前の文在寅政権では、「ペチケット順守監視人」という職種を創出して、老人の雇用を促進しようとしたことがありました。
これは、犬の散歩のときに用便をきちんと処理しているかどうかを監視する仕事。
韓国ペット事情~ペチケットと雇用創出
韓国の住宅事情は、マンションなどの集合住宅の比率が、日本よりかなり高い。そこに、昨今のペットブームがあるわけですから、今後もこの種のトラブルが増えていくことでしょう。
それによると、韓国・京畿道にあるマンションが、管理規約で「ペットの散歩禁止」を定めたそうです。
マンションの案内板には、「ペット犬が、階段、廊下、エレベーター、公園、花壇、コミュニティ施設、駐車場、遊歩道など、マンションの共用部分に立ち入ったり、散歩したりすることはできない」と書かれている。
それだけでなく、マンションの敷地内に、殺鼠剤、油粕肥料、ヘビ避け薬剤、狂犬病のエサなどの毒物を置くということです。油粕肥料にはリジンという毒性物質が含まれ、流通・使用が規制されているもの。
これに違反すると、1回目は警告、2回目は5万ウォン(5千円)の罰金、特に子ども用公園やブックカフェなど一部の施設に、ペットが5~10m以内に近づくと、直ちに9万ウォンの罰金が課せられるとのこと。
ペットといっしょに移動するときは、子ども用公園、コミュニティ施設、遊歩道の通行は不可、ペットが外に出られないバッグ、ケージなどを使って、マンション出入口から車に乗せるなどして最短距離で移動しなければならない。
この案内板が出てから、住民らから賛否両論が巻き起こっています。
SNSでは、
「ここは北朝鮮かと、目を疑った」
「今年、いちばん当惑した掲示だ」
「そんな住民がいるアパートに誰が住むか」
「油粕肥料をばらまくというのが衝撃的」
「犬を飼うなということか」
「目の不自由な友だちはどうやって来たらいいのか」
などの批判内容が相次ぐとともに、
「犬は好きだけど、何人かの心ない飼い主のせいで、むしろ理解できる」
「飼い主たちの自覚を願う」
「共用の屋内スペースで犬を散歩させるのは迷惑だ。排便などは、いくら拭いても負担になる」
「民主社会では、じゅうぶんにありうる」
などの賛成意見もあったとか。
マンション側の説明は以下の通り。
「ペットを飼っている人と飼っていない人の間の紛争をなくし、快適な環境を作ろうという目的で、入居者の意見を聞いて投票で決めた。ペットの大小便などは、以前より問題になっていたが、改善されなかった」
「殺鼠剤はゴミ集配所の鼠を捕まえるためのもので、油粕肥料は花壇の手入れのために必要だ」
「今回の管理規約は昨年10月に入居者の過半数の同意を得、年初に城南市の承認を得て作ったもの」
「ペットをケージに入れて運べ、という部分は、イグアナ、ヘビ、カメなどを含んでおり、小型犬(10キロ未満)の場合も毛が抜け落ちないように、服、毛布、口輪を使って、飼い主が抱くか、移動用のバッグを使わなけらばならない」
「大型犬(25キロ以上)もやはり毛が抜けないように服などを着せ、口輪、リードを使って大人と一緒に移動しなければならず、盲導犬は動物保護法施行規則に基づいて、必ずカギのかかるケージを使わなければならない」
韓国の法律によると、集合住宅の管理規約で「ペットの飼育禁止」を謳うことはできないが、ペット(障害者補助犬を除く)の飼育によって入居者に被害が及ぶ場合は、管理規約で「行動制限」を行うことはできるそうです。
今回のケースは、「行動制限」をたくさん課して、事実上、ペットを飼えなくしたものでしょう。
韓国では、数年前からペットブームが起きていますが、飼い主のマナーの悪さは以前から問題になっていました。
前の文在寅政権では、「ペチケット順守監視人」という職種を創出して、老人の雇用を促進しようとしたことがありました。
これは、犬の散歩のときに用便をきちんと処理しているかどうかを監視する仕事。
韓国ペット事情~ペチケットと雇用創出
韓国の住宅事情は、マンションなどの集合住宅の比率が、日本よりかなり高い。そこに、昨今のペットブームがあるわけですから、今後もこの種のトラブルが増えていくことでしょう。
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