犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

台湾便り~高雄

2008-06-23 00:00:13 | その他アジア諸国便り
 今回の台湾出張は,島の南端近く,台湾第二の都市高雄から入りました。

 高雄は中国語でカオシュン

 高が「カオ」,雄が「シュン」。

 韓国音読みなら,高が「」,雄が「ウン」。日本音読みはコー・ユー

 カオ:コ:コーはなんとなく似ているけれども,シュン:ウン:ユーはずいぶん違う。

 きっと漢字伝来の歴史(時代・ルート)が深く関連しているのでしょうが。

 空港の電梯(エレベーター)の二つのボタンには,「開門」と「關門」とある。

門」ではなくて「(関)門」…。

(関にとじるという意味があったんだっけ?)

転機」とは「乗り換え」のことだと思われます。

 そして入国審査でまたもや見慣れない単語が。

「護照」 

 同行の中国人によれば,パスポートのことだそうです。自らの身分を合し,ってくれるもの。

 確かに日本国旅券の第一ページには

「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させ,かつ,同人に必要な保護扶助を与えられるよう関係の諸官に要請する。」

と書かれている。

 旅券って自分で護ってくれていたんだ,と改めて認識した次第です。

 韓国語は,日本語からの輸入でしょうか,そのまま旅券(ヨックォン)です。

 同じ漢字文化圏とはいえ,日韓台で思いの外,大きな違いがあるようです。

 でも,次の日の朝の台湾のニュースで,わきに出ていたテロップ。

豪雨特報!受鋒面接近影響,中央気象局発布豪雨特報,

今天中南部地区有大雨或局地性豪雨発生,外出請携帯雨具…

は,ほとんどわかりました。さすが,漢字の威力。

 というわけで,高雄にいた二日間は,ほぼ終日激しい雨に見舞われました。

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