犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国便り~豆腐づくし

2009-04-28 22:06:57 | 韓国便り(帰任以後)
 出張二日目の昼御飯はプデチゲ(部隊鍋),夜はカムジャタン(ジャガイモと豚背骨鍋)と,鍋物系が続いたのは,ソウルが寒かったからですね。

 前の週は20度を超えるほどだったのに,今週に入って雨が降るとともに最低気温が4度までに下がった。冬物をすべてクリーニングに出して,薄手のジャケットで来たのが失敗でした。

 プデチゲもカムジャタンも,日本で食べようと思えば食べられますが,プデチゲの場合,入っている肉は缶詰のハムやソーセージ。日本で3000円も出して食べる料理ではない。カムジャタンも一度日本で食べたらケンニプが入っていなかった。たまの韓国出張では好んで食べるメニューです。

 三日目の昼はサムゲタン(蔘鶏湯),夜は仁寺洞でトゥブジョンシク(豆腐定食)。

 この豆腐定食は正解でした。セットの中身は,豆腐ポッサムキムチコンピジチョングクジャン

 ポッサムキムチ(煮豚とキムチ)に添えられていた豆腐は灰色がかっている。高級黒大豆で作った豆腐だそうです。コンピジは,おからと肉と野菜を煮込んだ鍋。食べるときはヤケドに注意しなければなりません。

 チョングクジャンというのは韓国式納豆の鍋。納豆というよりは味噌なのですが,臭いは納豆そのもの。この店の「売り」の一つだそうです。

 ミッパンチャン(無料のおかず)には絹ごし豆腐もついていて,豆腐/大豆づくしのメニュー。先頃受けた人間ドックのフィードバックで,豆中心の食生活をするよう指導されていた私にはお誂え向きでした。

 その二次会に行ったのが,ワサドゥン瓦斯燈)。

 1年ほど前に火災に遇い,かつての店の3分の1ほどは更地になっていましたが,女主人のお婆さんは健在。落書きだらけの壁面とガタガタのテーブル/椅子も,以前の通りでした。

 洗面器に並々と汲まれたマッコルリ,注文せずとも出てくる脂ぎったイミョンス(ホッケ)の焼き魚もなつかしい。いっしょに行った駐在員と出張同行の中国系日本人にも大受けでした。

 ただ,すきま風の入る店内は暖房がなく,おかわりはせずに出てきました(3人で15000ウォン,一人400円ぐらい)。どうも,ここで風邪をひいたようです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 韓国便り~ウマイ話 | トップ | 韓国便り~中華・日式・バー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

韓国便り(帰任以後)」カテゴリの最新記事