タイ人は本名のほかにニックネームを持っています。別に芸能人や作家の話ではなく,普通の人がみな持っているんですね。友だちの間だけでなく,仕事でももっぱらニックネームのほうを使うので,本名を知らないという場合もしばしばです。
これは自分でつけるわけでなく,生まれたときに親がつけるそうです。
昔はどこもそうでしたが乳児死亡率が高かった。韓国のペギル(百日)やトル(一歳)の祝い,日本の七五三(数え年)の祝いも,
「よくぞここまで生き延びた。ここまで育てば安心だ」
というお祝いでした。
事情はタイも同じだったのでしょう。乳幼児が死ぬのは山の神に連れ去られるからだという迷信があったようです。それで,山の神の目をごまかすために,人間らしからぬ名前をつけたのが由来とのことです。
猫とか豚とか馬などの動物の名前,最近ではピン(ヘヤピン),ゴルフのような外来語をつけることもあります。
女性のニックネームとしてはプーさんが人気で,会社に3人のプーさんがいるので,小さいプーさん,太ったプーさんのように区別しているとか。なお,プーはクマではなく,カニのこと。
カニと言えば,「カニのカレー炒め」が絶品で,今回の出張でもいただきました。初めて食べたものとしては,「アヒルの水掻き煮」がありました。水掻きといっても水掻きだけを集めて煮たわけではなく,アヒルの足全体が煮込まれている。水掻き部分は,コラーゲンの塊という感じでこってりとしていました。
おっと,話がそれました。
ぼくもニックネームがほしくて,「犬」(マー)にしようと思いました。飲み屋で,
「ポム・チューレン・チュー・マー」
(ぼくのニックネームは犬(マー)です)
と名乗ったところ,アガシたちに笑われた。犬はけっしてニックネームにはしないのだそうです。
(猫や豚はいいのに犬はなぜダメなんだ?)
どうも犬は,タイではあまりいいイメージではないのだそうです。凶暴で汚くてかわいくないとのこと。
バンコクの路上には犬がうじゃうじゃいるのですが,確かに小汚くて,皮膚病にかかっているのもいる。もしかしたら狂犬病もいるかもしれない。思わず避けて通りたくなります。
タイにも犬料理があるという噂ですが,ああいう犬が俎上に乗るのではないかと思うと,あまり食べたくはありません。
タイ語の学習書に次のような例文がありました。
-(山田)僕は犬が好きです。カイさんは?
-(カイ)私は猫が好きです。家では11匹飼っています。
(白水社 CDエクスプレスタイ語)
11匹とは……。
ネコが嫌われている韓国とはえらい違いです。
別の学習書にはこういうのがあった。
犬は車の下にいるのが好きだ。
ふーん。日本では,どちらかというとネコじゃないかなあ。車が停まったあとのエンジンの余熱を好んで,ボンネットの上に乗ったり,車の下にもぐったりする猫をよく見ます。
タイでは,車の下は日陰ですずしいということなのでしょうか。日本には,タイのような野良犬が少ないことも関係しているかもしれません。
これは自分でつけるわけでなく,生まれたときに親がつけるそうです。
昔はどこもそうでしたが乳児死亡率が高かった。韓国のペギル(百日)やトル(一歳)の祝い,日本の七五三(数え年)の祝いも,
「よくぞここまで生き延びた。ここまで育てば安心だ」
というお祝いでした。
事情はタイも同じだったのでしょう。乳幼児が死ぬのは山の神に連れ去られるからだという迷信があったようです。それで,山の神の目をごまかすために,人間らしからぬ名前をつけたのが由来とのことです。
猫とか豚とか馬などの動物の名前,最近ではピン(ヘヤピン),ゴルフのような外来語をつけることもあります。
女性のニックネームとしてはプーさんが人気で,会社に3人のプーさんがいるので,小さいプーさん,太ったプーさんのように区別しているとか。なお,プーはクマではなく,カニのこと。
カニと言えば,「カニのカレー炒め」が絶品で,今回の出張でもいただきました。初めて食べたものとしては,「アヒルの水掻き煮」がありました。水掻きといっても水掻きだけを集めて煮たわけではなく,アヒルの足全体が煮込まれている。水掻き部分は,コラーゲンの塊という感じでこってりとしていました。
おっと,話がそれました。
ぼくもニックネームがほしくて,「犬」(マー)にしようと思いました。飲み屋で,
「ポム・チューレン・チュー・マー」
(ぼくのニックネームは犬(マー)です)
と名乗ったところ,アガシたちに笑われた。犬はけっしてニックネームにはしないのだそうです。
(猫や豚はいいのに犬はなぜダメなんだ?)
どうも犬は,タイではあまりいいイメージではないのだそうです。凶暴で汚くてかわいくないとのこと。
バンコクの路上には犬がうじゃうじゃいるのですが,確かに小汚くて,皮膚病にかかっているのもいる。もしかしたら狂犬病もいるかもしれない。思わず避けて通りたくなります。
タイにも犬料理があるという噂ですが,ああいう犬が俎上に乗るのではないかと思うと,あまり食べたくはありません。
タイ語の学習書に次のような例文がありました。
-(山田)僕は犬が好きです。カイさんは?
-(カイ)私は猫が好きです。家では11匹飼っています。
(白水社 CDエクスプレスタイ語)
11匹とは……。
ネコが嫌われている韓国とはえらい違いです。
別の学習書にはこういうのがあった。
犬は車の下にいるのが好きだ。
ふーん。日本では,どちらかというとネコじゃないかなあ。車が停まったあとのエンジンの余熱を好んで,ボンネットの上に乗ったり,車の下にもぐったりする猫をよく見ます。
タイでは,車の下は日陰ですずしいということなのでしょうか。日本には,タイのような野良犬が少ないことも関係しているかもしれません。
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