JALの客室乗務員の言葉遣いで,気になったものがありました。
「前の出口よりオイデください」
(オイデください???)
「出てください」の尊敬語のようです。でも,これ,正しいんでしょうか?
「入る」なら「お入りください」
「乗る」なら「お乗りください」。
この表現は,「お」+動詞の連用形+ください と一般化できそうです。
でも,すべての動詞でうまくいくとはかぎらない。
「食べる」は「お食べください」よりは「お召し上がりください」だろうし,「見る」なら「お見ください」ではなく,「ご覧ください」。
いわゆる一段活用ではうまくいかないのかな。
「切る」(五段活用)は「お切りください」でうまくいくが,「着る」(上一段活用)は「お着ください」となって,おかしい。「お召しください」でしょうか。
「入る」は5段活用で「お入りください」と言えるが,「出る」は下一段で,「おでください」はちょっとおかしい。
でも「始める」は下一段なのに「お始めください」はできそうだぞ。
いろいろ考えるうちに,わからなくなってきました。
客室乗務員も「おでください」はおかしいと思ったのか,「おいでください」としたのでしょう。これは,言葉としてはありうるし,漢字で書けば「お出でください」だけれども,意味は「出ろ」ではなく「来い」になるのではないでしょうか。
では,どう言い換えればいいか。
「出る」の尊敬語は思いつかない。ここは言葉を換えて,「お降りください」とでもするのがいいと思います。
「前の出口よりオイデください」
(オイデください???)
「出てください」の尊敬語のようです。でも,これ,正しいんでしょうか?
「入る」なら「お入りください」
「乗る」なら「お乗りください」。
この表現は,「お」+動詞の連用形+ください と一般化できそうです。
でも,すべての動詞でうまくいくとはかぎらない。
「食べる」は「お食べください」よりは「お召し上がりください」だろうし,「見る」なら「お見ください」ではなく,「ご覧ください」。
いわゆる一段活用ではうまくいかないのかな。
「切る」(五段活用)は「お切りください」でうまくいくが,「着る」(上一段活用)は「お着ください」となって,おかしい。「お召しください」でしょうか。
「入る」は5段活用で「お入りください」と言えるが,「出る」は下一段で,「おでください」はちょっとおかしい。
でも「始める」は下一段なのに「お始めください」はできそうだぞ。
いろいろ考えるうちに,わからなくなってきました。
客室乗務員も「おでください」はおかしいと思ったのか,「おいでください」としたのでしょう。これは,言葉としてはありうるし,漢字で書けば「お出でください」だけれども,意味は「出ろ」ではなく「来い」になるのではないでしょうか。
では,どう言い換えればいいか。
「出る」の尊敬語は思いつかない。ここは言葉を換えて,「お降りください」とでもするのがいいと思います。
いらっしゃるは,いる,来る,行くの尊敬語。外国人が使いこなすのは至難でしょう。
くらいでよろしい気もします。
「~ください」は、動詞の語幹が一音節だと使われない感じですかね。
動詞の語幹が1音節の1段活用は,「~をし,~」という連用形も使いにくい気がします。
「~を見,…」
「~を得,…」
「~を着,…」
なんか落ち着かないので,つい「て形」を使うことが多いような…