韓国出張から帰り、一日置いてすぐにアメリカに出張でした。
50歳にして初めてのアメリカ上陸です。正確に言えば、いままで2回ほどブラジルはサンパウロに行ったとき、トランジットで一時入国したことがありますが、そのときは外に出てタバコを吸っただけなので、アメリカに来たうちには入らないでしょう。
到着したのは午後3時。JFケネディー空港には手配されていたハイヤーが待っていました。運転手さんは日系人だったので、英語の苦手な私にはありがたい。
天気は雨。このところ南部では大雨が降っていて、洪水が起こったりしてニュースネタになっているらしい。これから5日間の出張期間中の週間天気予報もすべて雨マークです。
GM製のごつい4輪駆動車から眺める米国の景色は、雨のせいもあってどこか寝ぼけてみえる。ま、時差ぼけでわれわれが寝ぼけていたのかもしれません。雨と霧で遠くはよく見えない。見えるのは高速道路を走る自動車ぐらい。
「でかいなあ…」
とてつもなく大きい大型トレーラーがわれわれの車と並走しています。30年以上前に見た「コンボイ」というトレーラー爆走映画を思い出しました。そして長大な黒塗りのリムジンが悠々と走っていたりします。
車はでかいし、道も広い。
「なんかスケールが違いますね」
同行の日系ペルー人、アルゼンチン人もニューヨークは初めて。
「普通ならマンハッタンの高層ビルが見えるんですけどね」ジョージワシントン橋を渡りながら運転手。
出張先はニューヨークではなくニュージャージー、ニューヨークのお隣の州です。
犬「ニューヨークは危ないって聞きますけど」
運「今は大丈夫ですよ」
犬「地下鉄、乗っても大丈夫ですか」
運「ええ、昔は恐かったですけどね、今は観光客もみんな乗ってますよ」
運転手さんによると、アメリカは州の独立性が高く、タクシーの営業権が厳格に分離されていて、ニュージャージーのタクシーはニューヨークでの営業権がない。つまり客を拾えない。その逆もしかり。したがって、ニュージャージーからニューヨークにタクシーで行こうとしても拒否されるか料金を2倍以上払わないといけないんだそうです。したがってわれわれがニュージャージーのホテルからニューヨークに行くためにはバスを使わなければならない。
さて、橋をわたると様子はしだいに田舎っぽくなってくる。こぢんまりとした家が並ぶ住宅街を経て行き着いたのがわれわれの泊まるホテル。来る前から、あそこのホテルは周りに何もないよといわれていたけれども、ほんとになんにもなさそうです。
いちおう、名の通ったホテルチェーンで建物はまあまあ立派です。チェックインしたときにショッキングな事実が明らかになりました。
喫煙ルームがない! 全館禁煙!
(やれやれ)
通された部屋はかなり広い。ベッドが二つあってそれぞれがダブルベッド。(一人で泊まるのに意味ないよね)クローゼットも広い。バスルームも広い。テレビもでかい。そしてソファーの椅子がとてつもなくでかい。コンセントもいろんなところにある。
しかし、肝心なものがない。
まずウォシュレットがない!
スリッパもない。
冷蔵庫もない。
セイフティーボックスもない。
ウォシュレットはともかく、冷蔵庫とセイフティーボックスはホテルの基本じゃないの?
歯ブラシ歯磨きセットも、ガウンもない。そしてシャンプーがあるのにコンディショナーがない。そのかわりボディーローションは二つある。なお、同僚の部屋はコンディショナーが二つあってシャンプーがなかったそうな。
一言でいえば大雑把なんですね。
大男、総身に知恵が回りかね
これがアメリカの第一印象でした。
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