竹島(独島)がグーグルやアップルの地図でどう表記されているかということで、韓国世論が沸き立っています。
中央日報10月24日(→リンク)
グーグルマップから独島の住所消える…日本政府のため?
米国最大インターネット検索サイト「グーグル」が提供する地図サービス「グーグルマップ」が独島(ドクト、日本名・竹島)の韓国住所を削除した。
日本メディアは24日、これまで「グーグルマップ」に英語で「dokdo」を入力して検索すれば、竹島の地図とともに漢字で「竹島」が表示され、住所には韓国語で「ウルルン郡799-800」と表示されていたが、最近は独島の地図が表示されるだけで、韓国の住所は削除されている、と伝えた。
韓国メディアが確認した結果、現在、韓国の住所が削除されているだけでなく、独島の名称も「リアンクール暗礁」(Liancourt Rocks)となっている。グーグルが地図サービスから韓国の住所を削除した背景には、日本政府の抗議があったと推測される。
日本政府は年初から「竹島の所在地をウルルン郡とするのは受け入れられない」とし、グーグル側に数回にわたり修正を要求してきた。日本の自民党議員は先日、これに関して国会質疑で政府の対策を追及したりもした。
上の記事の中で「リアンクール暗礁」という言葉が出てきます。「暗礁」というのは「海中の岩」の意味。たとえば、中国と韓国が領有権を争っている波浪島がそれにあたります(→リンク)。
竹島のように、水面に完全に姿を表しているものは暗礁ではなくて岩礁です。
どうしてこういう誤りが生じたかというと、韓国語で岩礁と暗礁が同音異義語(アムチョ)だからです。
今回の騒ぎで「リアンクールアムチョ」という言葉がニュースの中にたくさん出てきますが、アムチョを韓国最大の標準国語大辞典で検索すると、「岩礁」は出てこないで、「暗礁」だけが出てくる。つまり、岩礁という言葉は韓国語には存在しないことになっているんですね。
そんなわけで、中央日報日本語版の翻訳者も、岩礁ではなく暗礁と誤訳してしまったのでしょう(ほかの日付の記事では正しく訳されています)。
なお、グーグルやアップルの地図内での表記について言えば、韓国からアクセスしたら独島、日本からアクセスしたら竹島、第三国からならリアンクール岩礁にするというのは、紛争地域であることに鑑みれば、極めて穏当な措置だと思います。
最新の画像[もっと見る]
- ミャンマーの青年 2日前
- 浅草のポジャンマチャ 4日前
- 浅草で忘年会 6日前
- 浅草で忘年会 6日前
- タマネギ男の実刑確定 1週間前
- 売春女性も弾劾集会で演説 1週間前
- 尹大統領の言い分 2週間前
- 弾劾ビジネス? 2週間前
- フィリピンパブ嬢の経済学 2週間前
- 金融実名制の思い出 3週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます