約半年振りの韓国です。
JALの出発便は、機材の入れ換えのために遅れるとのこと。どうも国内線仕様の飛行機になったようです。席ごとのモニターはなし。食事の設備がないので、搭乗時に弁当を手渡しされました。
左右3列ずつの小型機。韓国路線は最近観光客が減ったとのことですが、席はほぼ満席でした。おそらく、大型機だったのが客が少なかったので、燃料節約のために小型機に振りかえて、客室稼働率を上げようということでしょう。
JALはこうした細かい節約が功を奏してか、過去最高益をあげたとのこと。さすが元京セラの稲盛さんですね。
映画も見られないので、手持ちの本を読んでいました。加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(2009年、朝日出版社)です。出たばかりのときに読んで、内容をよく覚えていないのでもう一度読もうと思って持ってきたのですね。
途中、CAが飲み物を配りに来たとき、本を脇に置いたところ、アラフォーとおぼしきCAが話しかけてきました。
「私もその本読みました」
「あ、そうですか」
「でも難しかったですね。やっぱり優秀な学校の生徒たちを相手にしてるからでしょうか」
本の内容について対話するほどの時間もないし、それっきりでしたが、これも客に対するサービスの一環なんでしょうか。
著者加藤陽子は私と同い年の東大教授。日本が戦ってきた戦争について、私立栄光学園の生徒に対して行ったセミナーを単行本化したものです。
講義録形式なので、内容を落とさずに読みやすくまとまっていました。90年代以降の新しい研究を踏まえた本なので、参考になります。
韓国の植民地支配については、おもにマークピーティー『植民地』(読売新聞社)に依拠していますが、新しい知見も提示されており、いずれ機会があったら内容をご紹介したいと思います。
最新の画像[もっと見る]
- 浅草のポジャンマチャ 23時間前
- 浅草で忘年会 3日前
- 浅草で忘年会 3日前
- タマネギ男の実刑確定 5日前
- 売春女性も弾劾集会で演説 7日前
- 尹大統領の言い分 1週間前
- 弾劾ビジネス? 2週間前
- フィリピンパブ嬢の経済学 2週間前
- 金融実名制の思い出 2週間前
- 韓国、非常戒厳の怪 2週間前
http://www.nanyou.org/history.html
知りませんでした。
「山月記」の中島敦がパラオで日本語を教えていたということを読んだことがあります。