犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

バンコク便り~バンコクの韓国料理の実力

2007-11-26 00:03:08 | バンコク便り
 3日目の昼は韓国料理でした。

 韓国から出張に来ていたときは,なんでタイに来てまで韓国料理かということで,できるだけ避けていましたが,今や日本に帰任した私は韓国料理を食べる機会がめっきり減った。たまには韓国料理もいいかなという気になります。そして,同行の韓国人二人は,3泊の出張で,そろそろキムチが恋しくなるころ。みなの思惑が一致して,韓国料理を食べにいくことにあいなりました。

 ビビンバプ,ネンメミョン,スントゥブなど,泰韓日併記のメニューの中から,私は韓国人の一人と同じくテンジャンチゲを,もう一人の韓国人はキムチチゲを頼みました。バンコク駐在員は

「私はいつもこれなんですよ」

といって,ラミョン。(辛ラーメンなのに…)

 出てきたテンジャンチゲは,器も見た目も本場もの。ただ,香りがやや違う。

「ソコギ・ネムセインゴッカッタ」
(牛肉のにおいみたい)

 牛で出汁をとったテンジャンチゲってあったっけ。
 味噌がやや濃いめで,チョングクジャンに近かったのは,納豆好きの私にはむしろありがたい。入っていた豆腐が木綿豆腐をさらに固めにしたものだったこと,イカが入っていたこと,ホバクが入っていなかったこと,ごはんがタイ米だったことなど,細かい違和感はありましたが,全体として,しっかり韓国料理になっていた。

 ただ,五つ出てきたミッパンチャン(タダで出るおかず)のうち,キムチとナムルは美味しかったけれど,オデン(という名のさつまあげの煮つけ)ともう一品が,たっぷり砂糖を加えたタイ風だったのがいただけない(のでいただかなかった)。

 これで140バーツはタイの一般的な昼御飯の3倍ぐらいですが,まあまあ満足できました。

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