5月7日に正義記憶連帯(旧韓国挺身隊問題対策協議会・挺対協)を批判して物議をかもした元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんが、25日に2回目の記者会見を行いました。
その中で、元慰安婦と正義連の関係について、「芸は熊がし、お金はトゥエサラムが持って行ってしまった」と言ったそうです。
이 할머니는 “속이고 이용하고. 재주는 곰이 하고 돈은 되사람(되놈)이 받아먹었다”며 “저는 30년 동안 재주를 했고, 그 돈은 되사람이 받아먹다”고 했다.
李ハルモニは、「騙して、利用して。芸は熊がやり、お金はトゥエサラム(トゥエノム)が持って行ってしまった」、「私は30年間、芸をして、その金はトゥエサラムが持っていく」と言った。
(朝鮮日報5月25日、韓国語版)
トゥエサラムという部分について、日本語版の朝鮮日報は「熊使い」という訳を当てています(リンク)。
面白い表現だなあと思って、他のメディアの記事を検索してみると、他の新聞は違う表現を当てていることに気づきました。
例えば韓国日報は「딴 사람」(ほかの人)、大邱新聞は「몇 사람」(何人か)、ハンギョレはたんに「사람」(人)。
会見動画も見てみました。多少聞き取りにくかったですが、冒頭の朝鮮日報の引用が正しいようでした。
これは、韓国のことわざなのですね。
標準国語大辞典によれば、
재주는 곰이 넘고 돈은 되놈[주인/호인]이 받는다.
(芸は熊がやり、お金はトゥエノム(持ち主/胡人)が受け取る)
とは、「苦労し、働いた人は別にいて、その仕事に対する報酬は別の人が受け取る」という意味。
トゥエノムというのは何かというと、同じ辞書に「女真族、中国人を蔑んだ言葉」とあり、「悪賢いウェノムとトゥエノムは信じないようにすべきだ」という、ある小説の中の文が用例として引用されていました。「胡人」も中国の北方民族に対する蔑称です。
ウェノム(倭奴)というのは、日本人に対する蔑称で、今も韓国ではチョッパリ(蹄の割れた奴)と並んで、公然と使われています。
さて、李容洙さんは会見の中で、「トゥエサラム」という言葉を使いました。トゥエノムのノム(奴)を、サラム(人)に変えていて、トゥエノムに比べれば蔑み度がいくぶん緩和されているのかもしれませんが、蔑称は蔑称です。
それで新聞社の中には、この言葉を別の言葉に言い変えたり、日本語訳で訳し変えたりする、自己規制をしたのだと思われます。
忠実に訳せば、
「芸は熊がやり、お金はチャンコロが持って行ってしまった」
とでもなるのかもしれません。
しかし、中国人に対してはこのような配慮をするのに、日本人に対する蔑称のウェノムが野放しなのは、ダブルスタンダードに思えてなりません。
最近では、日本を擁護する韓国人に対して、「土着倭寇」などという新造語もさかんに使われています。
朝鮮日報5月27日社説(リンク)
「被害者が最も重要だ」と言っていたのに追い込まれるや「土着倭寇」とあざ笑い
その中で、元慰安婦と正義連の関係について、「芸は熊がし、お金はトゥエサラムが持って行ってしまった」と言ったそうです。
이 할머니는 “속이고 이용하고. 재주는 곰이 하고 돈은 되사람(되놈)이 받아먹었다”며 “저는 30년 동안 재주를 했고, 그 돈은 되사람이 받아먹다”고 했다.
李ハルモニは、「騙して、利用して。芸は熊がやり、お金はトゥエサラム(トゥエノム)が持って行ってしまった」、「私は30年間、芸をして、その金はトゥエサラムが持っていく」と言った。
(朝鮮日報5月25日、韓国語版)
トゥエサラムという部分について、日本語版の朝鮮日報は「熊使い」という訳を当てています(リンク)。
面白い表現だなあと思って、他のメディアの記事を検索してみると、他の新聞は違う表現を当てていることに気づきました。
例えば韓国日報は「딴 사람」(ほかの人)、大邱新聞は「몇 사람」(何人か)、ハンギョレはたんに「사람」(人)。
会見動画も見てみました。多少聞き取りにくかったですが、冒頭の朝鮮日報の引用が正しいようでした。
これは、韓国のことわざなのですね。
標準国語大辞典によれば、
재주는 곰이 넘고 돈은 되놈[주인/호인]이 받는다.
(芸は熊がやり、お金はトゥエノム(持ち主/胡人)が受け取る)
とは、「苦労し、働いた人は別にいて、その仕事に対する報酬は別の人が受け取る」という意味。
トゥエノムというのは何かというと、同じ辞書に「女真族、中国人を蔑んだ言葉」とあり、「悪賢いウェノムとトゥエノムは信じないようにすべきだ」という、ある小説の中の文が用例として引用されていました。「胡人」も中国の北方民族に対する蔑称です。
ウェノム(倭奴)というのは、日本人に対する蔑称で、今も韓国ではチョッパリ(蹄の割れた奴)と並んで、公然と使われています。
さて、李容洙さんは会見の中で、「トゥエサラム」という言葉を使いました。トゥエノムのノム(奴)を、サラム(人)に変えていて、トゥエノムに比べれば蔑み度がいくぶん緩和されているのかもしれませんが、蔑称は蔑称です。
それで新聞社の中には、この言葉を別の言葉に言い変えたり、日本語訳で訳し変えたりする、自己規制をしたのだと思われます。
忠実に訳せば、
「芸は熊がやり、お金はチャンコロが持って行ってしまった」
とでもなるのかもしれません。
しかし、中国人に対してはこのような配慮をするのに、日本人に対する蔑称のウェノムが野放しなのは、ダブルスタンダードに思えてなりません。
最近では、日本を擁護する韓国人に対して、「土着倭寇」などという新造語もさかんに使われています。
朝鮮日報5月27日社説(リンク)
「被害者が最も重要だ」と言っていたのに追い込まれるや「土着倭寇」とあざ笑い
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます