民事訴訟の判決を二日後に控え、慰安婦に関する日韓合意について、朴裕河教授のインタビューが報道されたので、紹介します(→リンク)。
「日韓慰安婦合意、国民的議論が足りない」…韓国世宗大学朴裕河教授
【ソウル共同】慰安婦問題を扱った著書『帝国の慰安婦』で、元日本軍慰安婦に対する名誉毀損の容疑で在宅起訴され、損害賠償請求の民事訴訟の判決が13日に出る予定の韓国世宗朴裕河教授は、慰安婦問題を巡る昨年末の日韓合意について、「国民的議論が足りず、やや早急だった」と指摘した。
-合意をどのようにみるか。
「強硬姿勢をとってきた韓国政府が、急に融和的な姿勢をとったという印象を残し、韓国ではハルモニ(元慰安婦)と支援団体、多くの国民が反発している。日韓の関係者と市民の間の認識の差を埋めるために、もっと国民的な議論を重ねるべきだった」
-認識の差とは。
「韓国の支援団体には、(法的責任を日本政府が認めることなどを)合意によって得ることができなかったことにこだわる声が強く、合意の無効を主張している。一方、日本の支援団体は、(保守色の濃い安倍晋三首相の謝罪表明などを)運動の成果として、とりあえず受け入れており、今後を見守っていこうという声が出ている。得られたことを大切にする発想を評価したい」
「関心の高い懸案なので、今後は協議の枠作りなど、開かれた議論で接点を見いだし、両国民が納得することが重要だ」
-日本大使館の前の少女像をどうみるか。
「『強制連行された少女慰安婦』というイメージだけを定着させた。一般的に、記念碑には制作者の解釈が入るものだが、少女像は、慰安婦そのものより(日本に対する抗議活動などの)運動を象徴するものになっている」
-日本政府は撤去を要求している。
「時間をかけた議論が必要だ。その結果として、韓国の世論の選択に任せるのが望ましい」
-刑事裁判の初公判が今月20日に予定されており、民事裁判の判決も控え、日韓関係は改善されつつある。
「突然の日韓合意に、韓国の一部では怒りと敗北感、政府に裏切られたという感情も渦巻いており、その怒りが私にも向けられていると感じている」
-起訴については学問の自由という観点からの批判も多い。
「在宅起訴をきっかけに、韓国でも私の本が読まれるようになっていると感じている。 韓国の新聞が、中立的に扱ってくれる場合もあり(多様な見解が受け入れられるようになる)転換点になってほしい」
実は10日より、韓国に来ています。
ソウルの大書店、教保文庫に行き、検索コーナーで「帝国の慰安婦」を調べると在庫が4冊。しかし、表示された書棚には見当たりませんでした。店員に尋ねると、倉庫から持ってきてくれました。
新聞で騒がれているわりに、肝心の本は平積みになっていないどころか、棚にもない。「話題になっているからちょっと読んでみよう」という人はあまり多くないようです。
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