『日帝種族主義』の書評

　先に紹介した『日帝種族主義』の書評です。

　韓国式漢字語をあえて直訳している部分があります。

ニュースプリズン　１１月７日（リンク）

日帝種族主義を読んで…。
生半可な知識は毒になり、正確な知識は強力な武器になる。
ベク・ウンジョン記者

　７月、日本の経済侵略と同時に、まるで約束でもしたかのように反日種族主義が発刊され、日帝の侵略の歴史の歪曲はもちろん、帝国主義の侵略に立ち向かった大韓民国の抵抗的な民族主義まで蔑む土着倭寇たちの狡猾で悪辣な蠢動があった。

　しかし、幸いなことに、愛国史学者たちが「日帝種族主義」を発刊し、「反日種族主義」の歴史歪曲を正し、日帝と土着倭寇の奸巧な正体性を全世界に広く知らせることにより、日本と土着倭寇たちの歴史侵奪を一挙に遮断する足掛かりを用意することができた。

　しかし、言論と放送が、日帝種族主義が単に反日種族主義に対する急造された対応程度に軽く報道し、日帝種族主義が抱いている時代的使命と意義を退色させており、この上なくもどかしいと言うほかない。

　日本の経済侵略と同時に反日種族主義が発刊されたのは、誰が見ても日本と土着倭寇らの間に経済侵略に対する事前共感があったことを疑わざるをえない。日本は、文在寅政府の経済を突き崩し、親日政権を打ち立てようと公言したところであり、土着倭寇たちは待っていたかのように文在寅政府弾劾を叫び始めたのではなかったか？

　さらに反日種族主義の目的は、大韓民国国民の抗日意志を挫くための心理戦の一環だったという点で、反日種主義は、日本が巨金を投じて養成した親日御用学者らが大韓民国を歴史的に屈服させるために、緻密に企画した秘密兵器だったことが明らかであろう。

　したがって日帝種族主義は、単に反日種族主義だけを狙撃するために発刊されたものではなく、日本の狡猾さと土着倭寇らの正体性まで国民の前にいちいち明らかにするものであり、日帝種族主義は、徹底的に企画された、日本の歴史歪曲を一気に粉砕する大韓民国の尖端兵器として積極的に活用すべきものである。

　知彼知己すれば（相手を知りおのれを知れば）百戦百勝という言葉がある。私たち大韓民国自身だけではなく、敵である日本と土着倭寇らの正体性を正確に把握しなければ、日本の経済侵略と土着倭寇の蠢動を効果的に粉砕することはできないだろう。

　しかし、国民たちが、放送や新聞で簡略に接して得た、日本に対する漠然とした情報と薄っぺらな知識では、かえって日本の右翼や土着倭寇らに、退屈で厄介な反撃の機会だけを提供することになるという限界がある。

　情報が支配する現代社会は、正確な知識すなわち最も強力な武器である。たった一つの知識であっても、明確に知り、正確に習得しなければ、土着倭寇との戦いで、強力な武器として活用することはできないものだ。

　したがって、歴史の専門家たちが長年の研究の末に発掘し、証明した「日帝種族主義」のように具体的で明確な歴史を学び、身につけてこそ、日本の右翼であれ、土着倭寇であれ、一気に圧倒的に制圧することができるだろう。

　日本との経済戦争は、政府対政府の対決だけでなく、大韓民国国民と日本国民との全面的な対決でもある。したがって、世界のどこであれ、日本人たちと遭遇しうる地球村時代の昨今、わが国民たちと日本人たちが熾烈な論争を繰り広げなければならない状況が頻繁に発生してもおかしくない。

また大韓民国のあちこちに土着倭寇たちが潜んでいるだけでなく、すでに土着倭寇たちの歴史歪曲と奸詐な舌に洗脳された国民が少なくないため、外国だけでなく国内でも、いつでも熾烈な歴史論争が繰り広げられるほかはないのが実情である。

 　したがって、日本との経済戦争と、土着倭寇らの蠢動が絶頂に達している昨今、最小限目覚めている愛国市民たちだけでも「日帝種族主義」を必読することで、日本と土着倭寇らの正体性と歴史歪曲を明確に身につけてこそ、民族の運命が掛かった歴史戦争と経済戦争において必ず勝利することができるだろう。