犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

法相指名強行

2019-09-07 01:13:57 | 韓国雑学
 疑惑の玉ねぎ男、曺国(チョ・グク)が、大方の見方に反し、文在寅大統領によって、法相に任命されました。

 文大統領は、なぜ、これほど問題の多い曺国氏にこだわるのか。

 報道によれば、「検察改革」をしたいから。

 韓国の検察は力を持ちすぎている。権限をすこし小さくしよう。特に、政治家を捜査する権限を剥奪しよう。

というのが文大統領の狙いのようなのです。

 よく言われるように、韓国の歴代の大統領は、あわれな末路を辿ってきました。検察によってさまざまな捜査を受け、退任後に逮捕されたり、在任中に自殺に追い込まれたり。

 文大統領の直前の朴槿恵さんも、今は刑務所暮らしです。

 文大統領は、自分も大統領を辞めたら検察にいろいろ追及される。それは困る、と思ったんでしょうね。

 それで、文大統領は、大統領を捜査する権限を検察から取り上げ、「高位公職者犯罪捜査処」という機関を新設して、そこを自分の息のかかったメンバーで固めて、退任後の安泰を図ろうというわけです。

 で、曺国さんは、文大統領が「検察改革」を任せようとしている人物。

 検察としては、自分たちの権力を守るためには曺国さんに法相になってもらうのは困る。それで、疑惑追及に熱を上げているのですね。

 今後の、文大統領と検察の攻防が見ものです。
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